仮想通貨カルダノ・エイダコイン(ADA)が、2018年7月、香港に本拠を置く世界最大級の仮想通貨取引所、OKExに上場されました。7月23日夕方からビットコインなど4種類の仮想通貨との取引が可能となります。

カルダノ・エイダコイン(ADA)中国の三大取引所すべてに上場

OKExの7月20日の発表によると、同取引所でのADAの預け入れは香港時間で同日午後4時(日本時間同日午後5時)から、他の仮想通貨との現物取引は同月23日午後4時(日本時間同日午後5時)から、引き出しは同月24日午後6時(日本時間同日午後7時)から可能になるとされています。

OKExでADAとの取引が可能となるのは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)のほか、取引所の独自トークンであるOKBです。

OKExは、バイナンス(Binance)、フオビ(Huobi)と並ぶ中国三大仮想通貨取引所の一つです。既にバイナンスでは2017年11月、フオビでは2018年4月に、それぞれADAが上場されており、今回のOKExへの上場で、ADAは中国の三大取引所すべてで上場を果たしたことになります。

ADAの上場について、OKExのアンディー・チェン最高執行責任者は「カルダノ(ADA)が、私たちのブロックチェーン経済活動に参加することに興奮しています。このプロジェクトがもたらしたすばらしい革新性により、私たちはブロックチェーンの生態系の成長を促進し、新しい金融時代の幕開けに向かって協力してまいります」と、歓迎を表明しています。

また、カルダノプロジェクトの営業活動を担当する株式会社EMURGO(本社・東京都渋谷区)の児玉健社長も「世界有数の取引所であるOKExに取り扱っていただける事を大変うれしく思います。引き続き皆さまがアクセスできる取引所を増やしていくことで、より便利に仮想通貨ADAを使っていただき、新しい経済圏を構築できるよう今後も努力して参ります」とコメントしています。

仮想通貨取引所 OKExとは

OKExは、中国三大仮想取引所の中で最も取引量が多く、世界でも最大級の取引所です。2014年に中国の北京で創業しましたが、2017年10月に中国当局が中国本土での仮想通貨取引を禁止したのを受け、本拠地を香港郊外に移転しています。

400以上のトークンと先物取引のペアを提供し、100カ国以上、数百万のユーザーがサービスを利用しています。特にビットコイン先物取引の1日の取引量は15億ドル近くに上り、OKExの相場が世界のビットコイン先物取引を左右する指標となっています。

OKExは独自トークンのOKBを発行しており、OKBは今回上場されたADAとの取引ペアの一つとなっています。OKBはバイナンスの独自トークンBNBなどと同様、取引手数料の支払いに充てることができます。

OKExでADA取引を始めるには

OKExの特徴の一つは、メールアドレスと携帯電話さえ持っていれば簡単に口座を開設できることです。申し込み画面上で携帯電話番号を入力して「Send SMS(携帯電話にショートメッセージを送る)」をクリックすれば、携帯電話にSMSコードが送られてくるので、このコードを画面上で入力し、パスワードを設定すれば申し込みは完了です。

他の仮想通貨取引所では最近、マネーロンダリング対策や脱税防止の観点から口座開設の際に本人確認書類の提出を必要とするところが増えていますが、OKExでは今のところ、そうしたわずらわしい手続きがないので、手軽に仮想通貨取引を始めたいという人にはうってつけと言えます。

ただし、OKExのサイトは中国語と英語のみで、日本語版はありません。また、日本円と仮想通貨の取引には対応していないため、取引を始めるに当たっては、あらかじめADAやビットコイン、イーサリアムなどを用意しておく必要があります。

日中両国の規制にどう対応するか

先に述べたように、中国では2017年以降、仮想通貨取引に対する規制の動きが強まっており、OKExも中国本土での取引が禁止されたのを受けて香港郊外に移転しています。中国当局が今後、いっそうの規制強化策を打ち出してくる可能性もあり、OKExがどう対処するかが注目されます。

日本の規制への対応も気になるところです。日本では2017年の改正資金決済法施行に伴い、仮想通貨交換業を営むには金融庁の登録が必要となりました。金融庁は無登録で日本向けサービスを行っている海外業者に対し、同法違反で警告を行っています。警告を受けた海外取引所の中には、米大手コインベースのように、日本での仮想通貨交換業登録の準備を進めつつ、いったん日本向けサービスを停止するところも出ています。

中国の三大取引所の中でも、フオビは2018年7月に日本向けサービスを停止。バイナンスも日本語版サイトを閉鎖しています。

OKExは今のところ日本向けのサービスを停止していませんが、もし日本での仮想通貨交換業者登録を目指しているとすれば、登録が認められるまで、いったん日本向けサービスを停止する可能性もあります。そして、日本の登録業者となれば金融庁の監督下に置かれ、ユーザーには厳格な本人確認手続きが要求されるようになるはずで、これまでのように手軽な口座開設はできなくなるでしょう。

まとめ

一時は公開の遅れなどによりネガティブな見方をされたこともあるADAですが、世界最大級の取引所への上場で一気に取引の場が広がったことから、仮想通貨としての認知度はいっそう高まるとみられます。

ただし、日本からOKExでADAの取引を行うに当たっては、日中両国の仮想通貨規制の動きを見極め、慎重に対処することも必要です。

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