2018年7月時点の仮想通貨時価総額ランキングで8位となっているカルダノ・エイダコイン(ADA)。当初はオンラインカジノ用プラットフォームとして開発が始まりましたが、その後開発方針が変更され、海外では日常的な買い物の決済や学位の証明など幅広い用途に使われ始めています。エイダの始まりから今日までを年表でまとめてみました。

(1)2015年2月:カルダノ財団が設立

カルダノとは、ビットコインイーサリアムなどが持つ問題点を解決した仮想通貨を作るためのプロジェクト、およびプラットフォームの名称です。カルダノの運営・管理を行うカルダノ財団は2015年2月、スイスのツークに設立されました。

カルダノ・プラットフォームの技術開発面は、Input Output Hong Kong(IOHK)社が担当しています。イーサリアムなどの開発に携わったチャールズ・ホスキンソンが同年6月設立した企業です。

カルダノはもともとは、オンラインカジノのプラットフォームとして開発が始まりました。

従来のオンラインカジノでは、不正プログラムによって参加者が勝てない仕組みが作られている可能性がありました。また、参加者がアカウントを作成する際に登録した個人情報が漏えいするのではないかという不安もありました。

カルダノのプラットフォームでは、スマートコントラクトの技術を採用することで、参加者が不正行為や個人情報漏えいの危険を免れ、安心してカジノゲームを行えるようになっています。

なお、カルダノの開発方針は2017年に変更され、現在ではカジノだけでなく幅広い用途に使える社会基盤となることを目指しています。

(2)2015年9月:エイダコイン誕生

2015年9月、カルダノのオンラインカジノで使用される仮想通貨としてエイダコインが発行(総発行量は450憶ADA)されました。

同月からプレセールも開始されますが、世界で最初のプレセールが日本で始められたことで話題になりました。

2017年1月で4度目のプレセールが終了し、合計で2800万ドルが調達されました。

(3)2016年6月:カルダノ財団が法人化

2016年6月にカルダノ財団が法人化するとともに、カルダノの開発が開始されました。

(4)2016年12月:Bittrexへの上場について

エイダコインの米仮想通貨取引所Bittrexへの上場が2017年9月29日予定となり、さらに、韓国のUPbit、中国のBinanceへの上場予定も併せて発表されました。

(5)2017年2月:IOHKと東工大が提携

2017年2月、IOHKと東京工業大学が提携し、共同で仮想通貨とブロックチェーンの研究をしていくことで合意しました。

両者は東工大情報理工学院に「Input Output 暗号通貨共同研究講座」を開講。2017年から2018年にかけて双方の研究者チームにより、暗号通貨およびブロックチェーン関連技術の共同研究を推進していきます。また、IOHKの研究者は東工大に特任教員として所属し、この研究分野に東工大の教授陣や学生と共に取り組みます。

(6)2017年6月:エイダコインの6取引所での上場発表

カルダノ財団はエイダコインを上場する6つの取引所や公開日について発表しました。翌7月にはホワイトペーパーも公開されました。

(7)2017年9月:カルダノがリリース

2017年9月、カルダノの最初のバージョンである「バイロン(Byron)」がリリースされ、エイダコインの取引が可能となりました。

同時にエイダコイン用のダイダロス(Daedalus)ウォレットも公開されました。

(8)2017年10月:Bittrexにエイダコインが上場

2017年10月にエイダコインは満を持してBittrexに上場しました。

プレセールスで資金調達しておきながら、そのまま消えてしまったり(詐欺コイン)、計画が頓挫してしまうコインが多い中、エイダコインは上場後、価格も一時40倍まで暴騰しました。

(9)2017年11月:スペイン・バルセロナのホテルで決済利用

2017年11月には、スペイン・バルセロナのホテル「Hotel Ginebra Barcelona」がエイダコイン決済を導入すると発表。世界初のエイダ決済の事例となりました。

日本でも同年12月に大阪のグルテンフリーレストラン「ふくろうのすばこ」でカルダノ財団立ち会いの下でエイダ決済が行われ、その模様はFacebookにて動画配信されました。

(10)2017年12月:仮想通貨バブルの勢いに乗り価格が暴騰する

2017年12月の仮想通貨バブルでエイダコインも価格が暴騰し、翌1月初旬には133円という高値を付けます。

2017年11月の価格が2円前後だったことからすると、66倍ほど上昇したことになります。そこからは利確に押されたり、中国政府の規制問題、コインチェック騒動なども影響して価格は暴落し、2018年7月初めには16円前後にまで下落しています。

(11)2017年12月:ギリシャでカルダノを学位証明に採用

ギリシャの国立研究ネットワークGRNETは2017年12月、大学の卒業証明にカルダノ・ブロックチェーンを使ったシステムを導入すると発表しました。

IOHKとの共同プロジェクトによるもので、既に同国内の3大学で試験運用を行っており、今後この技術を使う大学を募集するとのことです。これにより、面倒だった卒業証明書の申請手続きが不要になるほか、卒業証明の偽造や改ざんも防止できることになります。

(12)2018年5月:韓国最大手のモバイル決済でエイダコイン使用可能に

韓国最大手のモバイル決済プラットフォーム、メタップスの子会社メタップスプラスがエイダコインの取り扱いを始めることになり、2018年5月9日発表されました。

これにより、韓国では2018年第3四半期(7〜9月)までに、メタップスプラスと提携している3万3000店以上の小売店で、日常的な買い物の決済にエイダコインが使えるようになります。

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