昨年突然やってきた「仮想通貨爆上げ相場」では、とにかく何を買っても上がるというバブルの再来とも言えるような状態でした。億り人という言葉も生まれましたよね。基本的に仮想通貨全体のトレンドとしては、今後も多くの資金が流入してくる可能性が高いため、上昇する方向にあるのは間違いないと思われますが、昨年ほどの急激な価格の上昇がくるかどうかはわかりません。今回は、仮想通貨を投資対象とした時の投資スタンスについて少し分析してみましょう。

ハイリスク・ハイリターンを狙うなら短期トレード

株式相場においても同じことが言えますが、デイトレードなどの短期売買を主とする戦略は基本的にはハイリスク・ハイリターンを狙うスタンスです。

株式の世界ではこういった戦略を支援するためのツールも豊富に存在しますし、デイトレード向きの手数料設定などを提供している証券会社も多いので、きちんと理解した上で取り組めばそれなりにリスクを抑えることが可能です。

株式相場と仮想通貨の違い

また、上場されている株式は各国の金融行政による監視を受け、それなりの基準を満たしたものしか取り扱いがありませんので、投資先がいきなり消えてなくなるといった事も通常は起こりせん。

それに対して仮想通貨の世界はまだ始まったばかりの玉石混交の状態であり、中にはICOに投資した途端、国外逃亡などという事例も少なからず存在しています。

取引所自体のハッキングや倒産リスクなども株式取引よりは大きいと言えるでしょう。

情報が自分で分析できる人にはチャンスあり

また、ほとんどの仮想通貨が海外のプロジェクトから生み出されたものであるため、一次情報を自分で取りに行ける人でないと有名通貨以外のアルトコインへの投資はリスクを伴うということをしっかり認識しておきましょう。

ICOでホワイトペーパーが日本語で提供されている事例も多いですが、twitterなどから日々流されてくるリアルタイム情報のほとんどが英語です。

ある程度語学に自信があり、仮想通貨の情報に精通した方であれば将来大化けする仮想通貨を見つけ出すチャンスもありえるでしょう。

短期投資のメリット・デメリット

短期投資の特徴については概ね以下の通りです。

<メリット>
・ハイリターンを得る可能性がある

<デメリット>
・ハイリスク
・細かな情報を取得するための労力と時間が犠牲になりがち
・株式に比べて短期トレードのツールが不足している
・投資家保護が株式と比べて弱い

こうした特徴があるので、あくまで余剰資金を使って楽しみの範囲で取り組むのが良いと言えるでしょう。

一方で有名通貨といえども、大きな価格変動があるマーケットですので、先物取引やFXを組み合わせると値下がり局面でも大きな利益を出すことは可能です。

トレードに自信のある方にとっては絶好のチャンスとも言える、ある意味面白い状態です。

長期投資をうまく利用すれば効果的な投資チャンス

特定の通貨ではなく、仮想通貨全体という視点でみてみると、ブロックチェーンをはじめとする画期的な新しい技術が21世紀の世界を変えるだけのポテンシャルを持っていることを否定する人はいません。

それだけ、今後マーケットが拡大し、多くの資金が流入してくる可能性が高いということです。

当然ながら、仮想通貨全体としてのトレンドは上昇傾向に向かうものと予想されますので、うまく分散投資を組み合わせて長期投資のスタンスで取り組めば、確実なリターンを得られることが十分に期待できます。

資金については、株式や債権、現金などの流動性資金、不動産などの固定資産に分散投資するのが良いとされています。

仮想通貨については、株式や債権と同じカテゴリーで捉える方も多いようですが、そのまま決済にも使える「現金性」を持つところが異なる点です。

特にビットコインやイーサリアムなどの基軸通貨は、仮想通貨という世界が拡大するに従って現在よりも重要性を増す可能性の高いポジションを確立しつつありますので、短期的に無価値になるという危険も他の通貨に比べれば少ないと言えます。

こうした基軸通貨と将来性有望なアルトコインをポートフォリオに組み込んで、ドルコスト平均法などの手法を組み合わせればリスクを抑えながら長期的なリターンを得ることは十分に期待できるでしょう。

長期投資のメリット・デメリット

<メリット>
・分散投資、ドルコスト平均法などを組み合わせるとリスクを軽減できる
・仮想通貨全体は今後上昇トレンドに乗ることが十分期待できる
・マイナーコインをポートフォリオに組み込むことで、部分的に大きなリターンも望める

<デメリット>
・分散投資するにはそれなりの資金が必要
・途中で換金せざるを得ない場合、効果が薄くなる

今後の投資先として仮想通貨も有力な選択肢

FX取引も登場した当初はギャンブル性が高く、一般の人が手を出すような金融商品ではないという雰囲気がありました。

現在では、投資家保護の制度も整備されるとともに、多くの人が楽しみながら取り組める商品へと進化してきた経緯があります。

仮想通貨についても、まだ様々な制度の整備が進んでいないのはFX黎明期と同様ですが、将来性については単なる金融商品の枠を超える可能性を秘めています。

あくまで余剰資金の範囲で、楽しみながら投資ができる水準での取り組みであれば、短期にしても長期にしてもチャンスがある面白い対象であることは確かです。

また、ブロックチェーンは今後、私たちの生活や産業に密接に関わってくる技術となりますので、これを機会に少し情報を取り入れておくのも良いかと思います。

宝くじや公営ギャンブルに『投資』するよりはよほどリターンの可能性が高いとは思いますよ。