2015年米国に設立された仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)は、映画ソーシャルネットワークに登場するウィンクルボス兄弟が創設者であることで有名ですが、次から次に先進的な事業を展開することで期待されています。ここでは、話題の仮想通貨取引所Geminiについて、分かりやすく解説します。

ウィンクルボス兄弟って?

仮想通貨取引所Geminiの解説をする際には、まずはこの兄弟のことについて話す必要があります。なぜなら、この兄弟の存在こそがGeminiそのものであるといっても良いくらいだからです。

すでにウィンクル兄弟について知っているという人の多くは、映画「ソーシャルネットワーク」を見た方でしょう。

映画はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグに対して訴訟を起こし、多額の示談金を獲得したところで終わります。

しかし、実はウィンクルボス兄弟の話はここで終わることはなく、意外なところから再度世間に登場してくるのです。

なんと彼らは、仮想通貨ビットコインの将来性に着目し、世界でも有数のビットコインホルダーとなっていたのです。彼らはフェイスブックから得た賠償金を元手に、大量のビットコインを購入していました。

元々、資産家の家に生まれているウィンクルボス兄弟は、2017年の仮想通貨大相場で莫大な利益を得ていますが、それ以前から着々と仮想通貨事業を進めており、取引所Geminiの開設、ビットコインETF構想などで話題を提供しています。

仮想通貨取引所Geminiの特徴

2015年にウィンクルボス兄弟によって米国に創設された仮想通貨取引所Geminiの取り扱い通貨は、現時点ではビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2種類となります。

海外取引所としては取り扱い通貨が少ないと思われるかもしれませんが、ウィンクルボス兄弟が目指している世界は、他の仮想通貨取引所とは少しばかり違うようです。

他の多くの取引所では、個人投資家が利用しやすいように多くの種類の取り扱い通貨を用意したり、あるいは、取引手数料を安くするなどサービス向上に努めています。

もちろん、Geminiも同じでしょうが、同時に信頼性の高い取引所、個人のみならず機関投資家が安心して利用できる取引所と目指しています。

仮想通貨取引所の場合には、取引所とは言っても、日本のFX会社のような相対取引による取引所ですから、価格や取引の不透明性は常に存在することになります。

仮想通貨は良いのだけれども取引所については信頼性に問題があると考えている投資家は多いでしょうが、多額の資金流出が発生したコインチェックが、簡単に利用者に残金を弁償している事実を見ても、それは明らかでしょう。

彼ら自身が投資家でもあるウィンクルボス兄弟が目指す取引所とは、彼らのような大口ユーザーでも取引できるような取引所であり、証券取引所や米国Nasdaqのような取引所であるのです。

Geminiが打ち出す事業計画は、いずれも先進的なものばかりで他の取引所とは大きく異なっていますが、これらからもGeminiが目指しているところを読み取っていくことができます。

ビットコインETF構想

ビットコインをはじめとする仮想通貨相場は、歴史が浅いということもありボラティリティーが異常に高いという特徴があり、一攫千金の夢のある相場であるとともに、簡単に資産を失ってしまう可能性も秘めています。

このような状況では、ブームが去れば投資家は仮想通貨相場から離れていき、そのことは仮想通貨市場へ資金が流入してこなくなることに繋がりますので、相場の安定化は投資商品としては非常に重要な課題です。

仮想通貨相場と、株式市場や為替市場の最も大きく異なるポイントは、仮想通貨相場には機関投資家が参入していないということで、これにより、仮想通貨相場はちょっとした纏まった売り物が出るだけで価格が大きく動くことになります。

ウィンクルボス兄弟は、仮想通貨のことをそれほど知らないような個人投資家でも安心して投資できるような、ビットコインETF構想を持っており、一旦は米国SECにより否定されていますが、今後も実現に向けて様々な努力を続けています。

Nasdaqとの提携

仮想通貨取引所Geminiは、米Nasdaqと提携しており、Nasdaqの持つ不正取引の監視システムであるSMARTS技術を用いて、BTC/USD、ETH/USD、BTC/ETH、ブロックトレードの4トレードを監視対象としています。

ブロックトレードとは機関投資家対象の大口トレードのことで、影響の大きさから市場外で非公式に交渉、市場へは後日発表されるというもので2018年4月から採用しています。

また、4つのトレードの他にも、独自のビットコインオークションもSMARTSで監視されており、SMARTSで収集されたデータはすでに始まっているビットコイン先物市場で利用されています。

Nasdaqでは、2018年中にもビットコインの上場が予定されています。

Zcash上場

2018年5月、Geminiは匿名系通貨の本命と評価の高いZcash(ZEC)の上場を発表しており、通貨ペアは、ZEC/USD、ZEC/BTC、ZEC/ETHの3種類になるようです。

また、早い段階でのビットコインキャッシュなどの上場を計画されており、今後、人気化しそうなコインの上場が進んでいくことになりそうです。

まとめ

株式市場のような安心して取引できる仮想通貨取引所があればと考えている人は多いでしょうが、そんな取引所を目指しているのがGeminiです。

あのウィンクルボス兄弟の取引所ということで、2018年は目が離せない存在となりそうです。

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