24時間取引が行われている仮想通貨では、日々時価総額が変動しており、仮想通貨の時価総額ランキングも見ることができます。この仮想通貨の時価総額やランキングとは、どのように見てどう活かすと有効なのでしょうか。

時価総額の正しい見方とは

仮想通貨の時価総額とは、通貨発行量×市場価格で産出される評価指標で、一般的には時価総額が大きいほど信頼度が高い、注目度が高いと考えられ、投資の際には参考にされることもあります。

時価総額を見ることで、この通貨にはこのくらいのお金が入っているとか、この通貨にはこの数か月で資金が流入しているなどを知ることができます。

また、仮想通貨全体の時価総額を見ることもできますので、株が売られている時に安全資産として本当にお金が流れてきているのかなどもチェックすることが可能です。

全体の時価総額でお金の流れを見る

新聞や経済ニュースを見ていると、1月上旬に仮想通貨の時価総額は約90兆円になっていましたが、2018年1月の仮想通貨の大暴落を受けて3分の1の30兆円前後まで下落する場面があった、と報道されていました。

このニュースだけ見ると、何やら大変なことが起こったようで、60兆円余りのお金があっという間に無くなってしまったように感じられますが、もちろん、この報道は一片のみの報道で、もう一片が報道されていません。

実は、2017年の11月終わりくらいには、仮想通貨の時価総額は30兆円くらいであり、これが大暴騰で2018年1月上旬に3倍の90兆円ほどになり、いわゆる行ってこいの相場となっていたのです。

大暴落した仮想通貨相場ですが、その前の大暴騰がはじまる前の時価総額30兆円ほどの状態では、さすがに安いと感じて買いに回る投資家が増えたと考えることもできるでしょう。

今回の大暴落といっても、結局は2か月前の状況に戻ったということで、ゼロサムゲームが繰り広げられたに過ぎないとみることもできるのです。

新規資金の流入が今後の仮想通貨相場のポイント

現状、2017年11月から2018年2月あたりの妥当な仮想通貨時価総額を30~40兆円とみた場合、ここを大きく割り込む場合には売られすぎで、逆に上回ってくると投機的な買いが増えてきていると考えることもできるかもしれません。

いずれにせよ、2018年からは仮想通貨実需の年となり、実際に仮想通貨を利用する人も増えてくるでしょうし、取引所に口座開設する人も増えるでしょうから「メカトーフの法則」どおりに仮想通貨の価値は上昇してくるはずです。

このように仮想通貨全体の時価総額の流れを見ていると、30兆円前後の相場になればそれほどリスクが高くないと判断できますし、60~70兆円あたりを超えてくると売り物も増えてくると判断することができます。

そして、次に時価総額90兆円を超えていけるかどうかが大きなポイントとなりますが、それはその時点でビットコインなどの仮想通貨がどれほど世の中に浸透しているか次第となるのではないでしょうか。

時価総額ランキングで個別の仮想通貨を選別する

仮想通貨時価総額では、仮想通貨時価総額のランキングも見ることができ、個別の仮想通貨にどれほどのお金が入っているのかを知ることができます。

通常株式の場合ですと、どの証券会社でも東京証券取引所などの出来高を見ることができますし、板情報もどの証券会社でも同じ板情報が提供されています。

ところが、仮想通貨の場合には、取引所とは言っても東京証券取引所のような巨大な取引所ではなく、すべて個別の規模の小さな取引所となっています。

従って、取引所の板情報を投資情報としてみるのは危険で、あくまでこの値段なら買える、あるいは買えそうだというくらいで利用する必要があります。

このようなことから、仮想通貨の時価総額ランキングは非常に利用価値があり、例えば、仮想通貨全体の時価総額は減少しているのに、個別では時価総額が増えている仮想通貨があることも珍しくありません。このようなケースは要注目です。

さらに、株が売られて、仮想通貨全体も売られているのに、時価総額ランキングがどんどん上昇している仮想通貨には、リスク逃避のお金が流れている可能性があると判断することもできるでしょう。

これまで、仮想通貨は夢を買われてきましたが、これからは実需買いが増えてきますので、将来性を感じる通貨の中でどの通貨にお金が流れているのかをチェックしておくことは非常に有効です。

時価総額ランキングは人気を反映したもの

仮想通貨は、そのテクノロジーもさることながら、いかに多くの投資家に支持され人気があるかというポイントも重要です。

現在は、ビットコインが時価総額ランキングでは絶対王者という状況ですが、2017年12月には一瞬でしたが、2位のイーサリアムをリップルが追い抜くシーンも見られました。

リップル(XRP)が仮想通貨かどうかについては議論の余地があるところでしょうが、人気が高いという事実は間違いありません。

リップルやネムのように 、現時点では誰も知らないようなICO仮想通貨がランキング上位に入ってくることも、今後十分考えられます。