仮想通貨の売買をする際には売値と買値に差がありますが、この価格差のことをスプレッドといいます。この価格差は狭いほど投資家にとっては有利となりますが、スプレッドは取引所によっても異なり、仮想通貨の種類によっても異なります。ここでは、仮想通貨のスプレッドについて徹底解説します。

スプレッドとは取引コスト

仮想通貨の取引コストでは、各取引所とも売買手数料や振込手数料のことは公表していますが、最も大きな取引コストとなるスプレッドについては明確には公表されていません。

投資家としては、取引コストを把握しておくことは重要ですので、売買手数料が無料でもこの価格差であるスプレッドがどのくらい広いのかを確認しておく必要はあります。

スプレッドとは、簡単に言うと買ってすぐに売却した場合にいくらの損失になるかという金額のことで、取引所にとっては大きな収益源となり、投資家にとっては取引コストとなるものです。

投資家にとっては、スプレッドが狭いほど有利なトレードが可能となりますし、特に短期売買ではスプレッドが広い場合には致命傷となってしまいます。

スプレッドは、一般的には流通量が多いほど狭くなりますので、ビットコインのようなメジャー通貨の場合には狭く設定されることも多いのですが、草コインなどのようにほとんど取引がない仮想通貨については必然的に広くなります。

取引所と販売所のスプレッド

取引所で購入する場合には、通常は株式や為替のように板情報を見ながら購入しますが、取引所によっては販売所で購入できるところもあります。

販売所は、取引所のように他の投資家と取引するのではなく、取引所が予め用意した価格で購入するというもので、大量に売買するときや確実に売却したい場合に利用します。

販売所の仮想通貨は取引所が事前に要した仮想通貨となりますので、スプレッドも広く割高となりがちですので、取引所が利用できるメジャー通貨の投資用としてはほとんど利用されません。

仮想通貨の種類によってスプレッドは異なる

仮想通貨のスプレッドは、その種類によって大きく異なっています。

流通量の多い、つまり多くの投資家が売買する仮想通貨は価格も安定しスプレッドの幅の狭くなりますが、それほど流通していない仮想通貨の場合にはスプレッドは広がりやすくなります。

ほとんど取引されることのない草コインなどには、直前の地理引き価格が例えば1円だったとしても、買いたいときに2円でしか売り物が出てなければ、売値が下がるのを待つか2円で買うことになります。

現在のような仮想通貨バブルの状況下では、ボラティリティが高いためそれほどスプレッドは気にされていませんが、相場が安定してくると広いスプレッドの仮想通貨はトレードする上では非常に不利になります。

取引所によってもスプレッドは異なる

スプレッドは、仮想通貨の種類だけではなく各取引所によっても異なります。

例えば、国内取引所でビットコインを売買するケースでも、各取引所によってスプレッドはそれぞれ異なります。取引所によってスプレッドが異なるのは、各取引所のユーザー数も違いますし取引量も異なるからです。

スプレッドは、取引所にとって最大の収益源となりますが、取引量の大きな取引所の場合にはスプレッドを狭くしても取引量が多ければ十分な収益を確保することが可能です。

これに対して、取引量の少ない取引所の場合にはスプレッドを広くすることで、収益を確保することになりがちです。

仮想通貨は短期トレードには向いていない

仮想通貨は、まだ歴史が浅いということや、一つの取引所の規模がそれほど大きくはないということで、スプレッドは比較的広いものとなっています。

比較的ということは何と比較してということになるのですが、それは法定通貨のFXトレードなどと比較した場合です。

FXと現物では比較対象としては相応しくないかもしれませんが、少なくとも仮想通貨の現物取引では短期トレードとしては、取引コストが大きすぎるため向いていません。

実際に、仮想通貨で大きな収益を上げている人というのは、これまでガチホしてきた人ですから、これも納得のいくところで、短期売買で継続して大きな利益を上げるというのは難しいトレードとなります。