東京理科大学で、ブロックチェーンの開発イベントおよびオープンカレッジが開催されることになりました。仮想通貨プロジェクト「カルダノ(Cardano)」を推進する株式会社EMURGOと東京理科大学インベスト・マネジメントの提携により実現するもので、ブロックチェーン技術を活用したハッカソンは8月下旬、オープンカレッジは10月に開催予定です。

ブロックチェーン技術の理解促進や人材育成が目的

カルダノ(Cardano)」ブロックチェーンを用いたサービス展開の支援を行っている株式会社EMURGO(エマーゴ、本社・東京都渋谷区、児玉健社長)は、東京理科大学インベスト・マネジメント(本社・東京都新宿区、片寄裕市社長)と提携して、東京理科大でブロックチェーン技術を活用したハッカソン(技術・アイデア開発イベント)やブロックチェーンをテーマとしたオープンカレッジを、それぞれ実施すると発表しました。

ハッカソンは8月下旬、オープンカレッジは学生・一般を対象に10月から、それぞれ開催される予定です。

ブロックチェーン技術は世界的に注目されている新技術でありながら、まだ一般には浸透しておらず、技術者も不足しています。こうしたことから、これらのイベントやオープンカレッジを通じて、ブロックチェーン技術の正しい理解の促進や人材の育成を推進していくのが目的です。

カルダノ(Cardano)のベンチャービルダー「EMURGO」

EMURGO(エマーゴ)は、カルダノ(Cardano)プロジェクト3社のうちの1社で、仮想通貨開発プロジェクト「カルダノ(Cardano)」のベンチャービルダーとして、カルダノブロックチェーンのエコシステムの普及・拡大に向けた業務を行っています。

なおカルダノの仮想通貨ADAは、2018年6月14日から、韓国のBithumb(ビッサム)で上場しました(取引ペアはADA/ Korea Won)。400万人以上が利用している世界最大級といわれる韓国の仮想通貨取引所のBithumbで上場したことで、ADAは世界規模での取引する機会が広がったことになります。

従来の仮想通貨では、実際に流通し始めてからさまざまな問題点が発覚していくことがよくあります。たとえばビットコイン(BTC)は、取引量の増大に対応しきれず、ハードフォーク(旧仕様との互換性をなくした新仕様への変更と、それに伴う通貨の分裂)を繰り返しています。カルダノでは、こうした従来の仮想通貨の問題点を克服した新しい仮想通貨の開発に向け、学術研究が行われています。

今回の提携は、有数の理系大学である東京理科大学の力借りて、優秀な学生と教授とともに日本におけるブロックチェーン技術教育を普及・促進することを目的に実現しました。

東京理科大学×EMURGOの共同主催教育プログラムでの実施内容

1 . ブロックチェーン技術を活用したハッカソン

多くのビジネスアイデアが生まれており、ブロックチェーン関連のテーマも増加傾向にあるハッカソン(技術・開発イベント)を通じて、ブロックチェーン技術を普及し、社会課題解決に貢献する。
金融、サプライチェーン、ヘルスケア等におけるブロックチェーンの活用(自由テーマ)。
参加者募集はEMURGOのTwitterEMURGO公式Webサイトで近日周知予定。

2. ブロックチェーン講座の実施

◎オープンカレッジで、学生・一般向けにブロックチェーン実践講座を開設
ブロックチェーン上でプログラミングによりアプリケーションを制作する等、実践的な内容が予定されています。講座担当者は東京理科大学発のスタートアップ企業、株式会社Shinonomeの種市氏で、2018年10月頃開講予定。

◎東京理科大学ビジネススクールにおいて、ブロックチェーン関連の寄附講座を開設
実ビジネス活用を目的とした包括的なブロックチェーン技術の講義。
2019年春学期~の開講を予定。

3. ユースケースの実証実験

ブロックチェーンを日々生活の中で使うサービスやシステムに導入したユースケースの実証実験を行う予定。テーマは検討中。

ブロックチェーン技術の正しい理解と普及のために

今回の提携についてEMURGOの代表取締役社長である児玉健氏は、「カルダノブロックチェーン技術を活用したオープンカレッジの講義やハッカソンイベントを通じて、学生や社会人の方々にブロックチェーンの正しい理解を促し、普及活動をできることを大変嬉しく思っています」とコメント。

東京理科大学インベストメント・マネジメント 代表取締役社長 片寄裕市氏も、「第三世代のブロックチェーンに関する知見を東京理科大学のオープンカレッジ講義やハッカソンイベントに導入できることを嬉しく思っております。EMURGO社との共同プロジェクトを通じて、次世代を担うブロックチェーン技術者を本学から輩出し、社会イノベーションを実現できるよう尽力してまいります」と、ブロックチェーン技術の正しい理解と普及のためのプロジェクトへの思いを語りました。

前述したように、ハッカソンの募集などの詳しい情報は、EMURGOのTwitterEMURGO公式Webサイトで周知される予定です。

あわせて読みたい

ブロックチェーンでインバウンド市場の課題を解決「Ethereum ハッカソン for インバウンド」7月下旬開催決定

友だち追加