ビットコインの価値が上昇する以前に保有していた保有者は、非常に多額の利益を出しています。このように早期にビットコインへの投資によって利益を出した方の中でも、ビットコインの神と言われているロジャー・バー氏の知名度は群を抜いて有名です。ロジャー・バー氏はビットコイン関連企業に投資を行うなどビットコインの将来性を見出し、普及に努めており、ロジャー・バー氏の発言は仮想通貨の価値に大きな影響を与えると言われています。

ロジャー・バー氏とはどのような人物か

ロジャー・バー氏(Roger Ver)は、1979年2月にアメリカ合衆国カリフォルニア州のサンノゼという地に生まれました。ロジャー・バー氏は20歳の時にデアンザカレッジというカリフォルニア州の人気校に在籍していましたが、コンピューター部品事業を行う、Memorydealers社を立ち上げるために中退しています。その後、ロジャー・バー氏が立ち上げた会社は順調に業績を伸ばし、25歳の時には、億万長者となっています。

2006年には日本に移住し、2014年にはアメリカ国籍を放棄したあと、カリブ海の島であるセントクリストファー・ネイビス連邦の国籍を取得しています。国籍変更の理由としては、自身の保有しているビットコインの利益を確定させるために、租税回避地に国籍を移行した為です。ロジャー・バー氏はビットコインの使用を標準化・保護・促進するためのアメリカの非営利団体、ビットコイン財団の創設者の5人の内の1人としても有名です。

ロジャー・バー氏がビットコインに投資するきっかけ

ロジャー・バー氏は、2011年にビットコイン投資を始めていますが、きっかけは偶然聞いていたラジオ番組でビットコインの話題が取り上げられていたことにあります。彼は、そこからビットコインについて調べたうえで投資を決意しています。

また、2011年の段階でロジャー・バー氏は、億万長者であり、リップルなどをはじめとした新しいビットコイン関連の新興企業に次々と投資しています。ビットコインは、この時点では今ほど知名度はありませんでしたが、自身の会社であるMemorydealers社の支払手段として2011年にビットコインを導入するなどして推進活動を続けました。結果として、ロジャー・バー氏が行ったビットコイン推進活動から、彼はビットコインの神と呼ばれ影響力を持つ存在となっていきました。

ロジャー・バー氏の発言による影響

ロジャー・バー氏は2017年10月、ツイッター上に現在のビットコインではなく、分裂して誕生したビットコインキャッシュが真のビットコインである旨の発言し話題となりました。

実際にこの時は、発言が話題になっただけではなく、発言を受けて一時ビットコインの価値が下落し、ビットコインキャッシュの価値が上昇しました。この出来事によってロジャー・バー氏の発言が非常に強い影響力を持つことが証明されたと言えます。

ロジャー・バー氏がビットコインキャッシュを支持するのは何故か

これまでビットコインの普及に尽力してきたロジャー・バー氏がビットコインキャッシュを支持したのは、ビットコインがスケーラビリティ問題を抱えている点にあります。スケーラビリティ問題は、取引量が増加することで、送金遅延などの問題が発生することであり、仮想通貨の性能そのものに問題があると見られています。

対して、ビットコインキャッシュは、スケーラビリティ問題解決の手段として、データのブロックサイズがビットコインよりも大きく設計されています。その為、ビットコインキャッシュはビットコインと比較して4倍から5倍の取引処理速度となっており、ビットコインよりもはるかにスケーラビリティ問題が発生するリスクが少ないものと言えるでしょう。

ロジャー・バー氏は、自身が無政府資本主義者であることを語っており、仮想通貨が法定紙幣にとって代わることを望んでいます。そのため、政府からの規制が本格的になる前に仮想通貨を広く浸透させることを目指しています。そのため、スケーラビリティ問題が起こるリスクの高いビットコインではなく、ビットコインキャッシュを普及させたいという意図があります。

ロジャー・バー氏の今後の動向とビットコイン

ロジャー・バー氏は資産の大半をビットコインではなく、ビットコインキャッシュで保有していることを明らかにしています。ビットコインの神と言われたロジャー・バー氏がビットコインキャッシュ支持を明らかにしたことが、ビットコインの今後の価値上昇に影響を与えていくかもしれません。ロジャー・バー氏はビットコインキャッシュが真のビットコインになると発言しましたが、実際にそうなる日が来るのかにも注目です。