岡山県にある西粟倉村という地方自治体をご存知ですか?2017年11月、西粟倉村は地方自治体にICOを日本で初めて導入する共同研究を開始するというプレスリリースを発表し、話題となりました。人口約1,500人の西粟倉村がICOをするとはどういうことなのでしょうか?そこには村の新たな財源を調達するICOの可能性に期待する思いがあるようです。

ICOとは

はじめに、ICOに関して簡単におさらい。

ICO(InitialCoinOffering /新規仮想通貨)とは、ブロックチェーン上で仮想通貨(トークン)を発行して資金を集める方法です。

仮想通貨を使った資金調達

ICOとは、企業や自治体が新しいビジネスをする時にインターネット上で投資家からお金を求めるものです。資金調達の手段として注目を集めており、ベネズエラやトルコなど、国家でICOを計画する動きも世界で見られています。

 

自治体でICOをする岡山県西栗倉村(にしあわくらそん)とは?

今回のテーマとなっている「西粟倉村(にしあわくらそん)」は、日本の地方自治体として初めてICOを目指すを発表をしました。

岡山県西粟倉村はどんな村?

西粟倉村は岡山県の北東にある人口約1,500人の村です。村の面積の約95%を森林が占める自然に囲まれた村で、林業六次化を目指す「百年の森林構想」や地域起業支援事業である「ローカルベンチャースクール」など、これまでも独自の地域活性化プロジェクトを掲げ、実行してきています。

西粟倉村がICOをする理由とは?

では、岡山県西粟倉村なぜICOを行うのでしょうか?西粟倉村がICOをする理由をご説明いたします。

理由その1:村に外国や日本の観光客を集めたい

出典:エーゼロ株式会社プレスリリース(PRTIMES)

こちらは、プレスリリースが公表された際に掲載されていた図です。これによると、ICOでコインを発行し、それを国内外の人々に利用してもらうこと、来村してコインを使ってもらうことを目的としていることがわかります。来村は観光客増にも繋がりますので、地域活性化にも貢献するというわけです。

 

ICOを行うワケその2:林業に使われる

西栗倉村のICOは、林業に使うお金を集めるためです。西栗倉村では「百年の森林構想」や西栗倉村で林業をする人を育てる「ローカルベンチャースクール」を開催しています。

百年の森構想では、95%の占める西栗倉村の森林を次の子どもだちのために育てる事業。将来的には、経済活動に広げるのが目的です。

 

 

西粟倉村が発行するコインのネーミング

西粟倉村がICOで発行するコインは、「西栗村コイン」と言います。シンプルに自治体の名称が入っているコインですね。

 

西粟倉村のICO、今後の動き

2017年11月の発表では「ICO導入に向けた共同研究に着手」ということでしたので、まだ、具体的にどのようにICOを行っていくか発表されているわけではありません。2018年2月時点では、研究着手後の新しい情報はまだ公表されていません。

なお、地方創生ICOをサポートするプラットフォームを研究開発中の株式会社chaintope、ビットコイン等、仮想通貨を活用した国際間取引ツール事業を行う村式株式会社、起業コンサルティング、地域マーケティング等のサービスに取り組むエーゼロ株式会社が、このプロジェクトに参加しているようです。

日本国内初の自治体ICOがいつ行われ、どのようなメリットや影響を生み出すのか、今後の動向に注目が集まります。