元Google従業員の3人が立ち上げたブロックチェーンコミュニティが話題となっています。普通の仮想通貨コミュニティなら話は別ですが、優秀なGoogleのエンジニアが集まるのではと期待されています。ここでは、GBA(グーグルブロックチェーン協会)について分かりやすく解説します。

GBAの創設メンバーとは

Googleというと、本業以外ではAIにの開発に力を入れており、自動運転などは有名ですが、仮想通貨についてはそれほど話が出てきません。

それが理由かどうかわわかりませんが、今回のGBAを創設したのは元社員の3人で、そのメンバーがただものではないことから話題となっています。

GBA創設の中心メンバーのHitters Xu氏は、中国版イーサリアムといわれる仮想通貨NEOの創始者の1人、また、Andy Tian氏は分散型の贈与プロトコルGifco、さらに、Daniel Wang氏は分散型交換プロトコルLoopringといった大型のブロックチェーン・プロジェクトを率いています。

GBAが目指すのは

産業革命以来の大変革ともいわれるインターネットの登場は、それまでにはない巨大なガリバー企業を誕生させることになりましたが、それらの企業とは、Google、Apple、Amazonなどがその代表格といってよいでしょう。

特に、まさに全盛期を迎えつつあるGoogleには、世界中から優秀な頭脳が集まってきており、その優秀な頭脳を有する人たちが中心となるグーグルブロックチェーンコミュニティですから、期待されないはずがないということになります。

創設メンバーを中心に、Googleのエンジニアなどがこのコミュニティに参加しますが、単に開発の協力や、アイデア・構想を練る場としてだけではなく、他のプロジェクトの支援を行う計画もあるようです。

世界中で様々な仮想通貨プロジェクトが誕生しては消えていっていますが、詐欺通貨は論外として、良いアイデアを持ちながら優秀なエンジニアがいない、あるいは不足しているために継続できなくなるようなプロジェクトは多くあります。

CBAには多くの優秀な人材が集うことが期待されますので、ブロックチェーンテクノロジーに関する最大かつ最も優れたコミュニティとして存在感を増していくことでしょう。

Googleとブロックチェーン

話題となっているGBAは、優秀であるとはいえ、3人の元Googleの従業員が中心となっているブロックチェーンコミュニティでありますが、このことはGoogleが仮想通貨分野に参入するのではという期待の表れであるとも考えられます。

少なくともここ数年では、世界で最も先駆的で収益力も高いと考えられ、しかも、多くの優秀なエンジニアが属しているGoogleですから、仮想通貨に関する一挙手一投足に全世界から注目されているのです。

しかし、これまでAmazon同様にGoogleも仮想通貨に対してはそれほど目立った動きは見せていません。

Googleと仮想通貨というと、2018年3月に仮想通貨関連の広告禁止を発表したこと、あるいは、自社のクラウド事業の支援として独自ブロックチェーンの開発に取り組んでいるなどが取り上げられているくらいです。

仮想通貨関連の広告禁止については、あまりにも急増する詐欺通貨対策であり、あくまで犯罪防止のための施策となります。また、独自ブロックチェーンの開発などについても、具体的な話は時期尚早としています。

Googleのビジネスモデルは、広告収入が大きな部分を占めていますが、仮想通貨とはそもそも世界中の仲介者の存在をなくしてしまおうというものであり、誰にも管理されない中央集権を持たないものです。

この中央集権や仲介者とは、何を隠そうGoogleのクライアントとなるわけですから、さすがに仮想通貨を称賛するわけにはいかないでしょう。

現役のGoogle社員にとっては、仮想通貨テクノロジーの開発は敷居が高い問題であるとも考えられます。

まとめ

Googleが本格的に仮想通貨ビジネスに参入したり、ブロックチェーンの開発に取り組むようになれば話は変わりますが、そうでない現状では、今回創設されたGBAはまさしく仮想Googleとして期待されるものであり、存在感を増していくことになるでしょう。

Google在職中にはできなかったことが、GBAのような受け皿ができることによって、会社を離れても能力を発揮できる場が提供されることになれば、Google以外のブロックチェーンに関心を持つ優秀なエンジニアが集まってくることになるでしょう。

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