著作権などの知的財産権の開発や取得などのビジネスを展開している株式会社DLEは、この度、シンガポールのブロックパンクと業務提携を結ぶことになりました。ブロックパンクとは、ブロックチェーン技術を活用した分散型エンタテイメント・エコシステムを開発している企業で、同企業と提携することでDLEは共同で分散型エンタテイメントプロジェクトを展開するとのことです。

分散型エンタテイメント・エコシステムとは?

DLEが業務提携を結んだ企業であるブロックパンクとは、分散型エンタテイメント・エコシステムを開発している企業です。

この分散型エンタテイメント・エコシステムは、ブロックチェーン技術を用いることで実現された技術なのですが、そもそもどのようなシステムなのでしょう?

従来、クリエイターとファンを結びつけるためには、その両者を仲介する第三者的な組織が必要不可欠でした。

この中央型組織がクリエイターとファン、それぞれの間を取り持つことで、デジタル商品の販売や資金調達などが行われていました。

ブロックチェーンを活用した分散型エンタテイメント・エコシステムでは、この中央型組織の存在なしに、直接クリエイターとファンを結びつけることが可能となります。

仲介業者の存在なしにファンとクリエイターを結びつけることで、従来以上の収益を上げることが見込まれています。

他にも、スマートコントラクトの技術を用いることで、著作権の管理から所有権の移転の記録などの煩雑な手続きをすべて全自動で行えるなどのメリットがあります。

業務提携の概要

DLEとブロックバンクの業務提携の概要は次のようになります。

まず、新規に作成されたキャラクターやアニメ作品を共同でプロデュースし、管理することになります。

この管理をする際に、ブロックチェーンの技術を用いることになります。ブロックチェーンで管理されたキャラクターを販売したり、さらには独自トークンを発行して資金調達などを行います。

新規のアニメや映画を作成した際には、ブロックチェーン上にてそのデジタルコンテンツを配信するとのことです。

ブロックチェーンで管理される作品は新規の作品だけではありません。過去に製作されたアニメ作品などもCrypto artとして販売されることになります。

この業務提携にあたり、DLEの代表取締役の椎木隆太がブロックバンクのエグゼクティブ・アドバイザーに就任することになりました。

ブロックチェーン技術を使ったアニメ開発、配信

2018年4月、世界で初めての最新のブロックチェーン技術を使用した「デジタルクリプト・アート」販売が発表されました。

今回製作されたクリプト・アニメ「ずんだホライずん」と、そこに登場するキャラクター「東北ずん子」のデジタルアニメ作品は、「イーサリアム」のブロックチェーン技術によるデジタル通貨「イーサ」で売買が可能となります。

ちなみに、今回のクリプト・アニメの収益の一部は東北復興支援のために寄付されます。

現実の商品と違い、デジタル作品は自分の手にとって感触を確かめることができません。しかし、ブロックチェーン技術を採用したクリプト・アニメの場合、まるで本物の商品であるかのようにネット上で取引することができます。

ブロックチェーンによってすべてのクリプト・アニメは完璧に管理されています。不正やコピーはできず、取引のデータはすべて記録されているため、誰に所有権があるのかも一目瞭然です。

ブロックチェーンによって製作されたクリプト・アニメならば、煩雑な手続きを経ずとも簡単に世界中で売買することができるばかりか、その作品に希少性を持たせることも可能なのです。

クリプトアートとは?

DLEとブロックバンクが業務提携することで、アニメやキャラクターなどをブロックチェーン上で販売することができるとのことなのですが、このクリプトアートとは何なのでしょう?

クリプトアートとは、ブロックチェーン上で管理されているデジタルアートのことを指します。仮想通貨のアニメバージョンといったところです。

クリプトアートの分散型台帳には、様々なキャラクターの設定画などが記録されており、自由に販売することができます。

そして、これがブロックチェーンならではの特徴なのですが、クリプトアートにはクリエイター本人が作ったという製作証明書が刻印されており、ファンは常に本物のアートを入手することができます。

これが現実の世界だった場合、いくら本物っぽく見えるアートだからといって、クリエイター本人が製作したアートかどうかはプロでもない限り、見分けがつきません。

しかし、クリプト・アートならば、ブロックチェーンの記録を見るだけで、このアートはクリエーター本人が製作した作品だとわかります。

デジタルコンテンツというと簡単にコピーができるため、海賊版などの被害に遭いやすいという問題を常に抱えていました。

しかし、ブロックチェーンによって管理されているクリプト・アートならば、製作証明書がないと本物であると認められません。そのため、コピーか本物かが一目瞭然になります。

わかりやすく言えば、世界にたった一つしか存在しないキャラクターをネット上に作ることも、クリプト・アートならば可能ということです。

まとめ

クリプト・アートの何が凄いのかというと、それはブロックチェーン技術を用いることで、自分だけの作品を作れる点にあります。

ネットが発達している今の時代、他人のデザインはコピーすれば簡単に複製できます。一旦コピーされたら最後、その作品が誰のものか、証明は難しいです。

中には、他人が製作したアートを自分のモノだと偽り、販売する人もいるでしょう。これではクリエイターとファンとの結びつきが薄れてしまいます。

DLEがブロックパンクと業務提携を結び、クリプト・アートの発展に貢献することで、今後ブロックチェーンをキッカケにファンとクリエーターの結びつきはさらに強化されることでしょう。

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