旅行の世界共通通貨を目指して一般社団法人手ぶら観光協会が開発・運営する日本発の仮想通貨「NinjaCoin(ニンジャコイン)」が、英ロンドンに拠点を置く仮想通貨取引所メルカトックス(MERCATOX)に2018年11月3日に上場されることが決まりました。

ニンジャコインとは

ニンジャコインは、非営利組織である一般社団法人手ぶら観光協会が主体となって、旅行の世界共通通貨となることを目指して開発・普及促進を行っている仮想通貨で、スマートコントラクトを使ったさまざまな機能が付加されています。

このニンジャコインを基軸通貨とするプラットフォーム「テブラ(Tebura)」は、旅行・観光関連サービスを提供する事業者がインターネット上で旅行者と出会い、自由にサービスを提供できる分散型観光サービス提供プラットフォームです。

「テブラ」のプラットフォーム上では、誰もが旅行サービスの提供者になることができ、利用者にP2P型でサービスを提供します。中央集権的に定められたルールは存在せず、参加者は自由に価格や提供条件を設定することができ、フェアで民主的な旅行経済圏の創造や、旅行・観光産業に関連する課題の解決、地方創生の進展がサポートされます。

「テブラ」は、まずは2020年東京オリンピックに向けて、インバウンド需要が高まる日本でのサービス展開が進められる予定です。

さらには、これまでは経済レベルの問題で国外に旅行できない国々の人々にニンジャコインを融資し、その人々が「テブラ」プラットフォームを通じて旅行者に対してサービスを提供することでニンジャコインを稼いで返済できる仕組みを提供することで、旅行経済圏をさらに拡大することも目指しています。

プロジェクトの運営母体は、一般社団法人手ぶら観光協会と、ブロックチェーンアプリ開発会社のセームページです。両社に加え、シリコンバレー出身で日本のIT企業の新規株式公開に成功した人や、東証マザーズに上場するIT企業の開発子会社の代表者、日本で初めて飲食店のイニシャル・コイン・オファリング(ICO=仮想通貨による事業資金調達)に成功した人、国内仮想通貨ファンドの代表者などのメンバーで構成されるアドバイザリーボードが設置されています。

さらに、日本国外からも、バングラデシュ、フランス、香港、米国、中国などから多数のメンバーがプロジェクトに参加しています。

メルカトックス上場の背景

同プロジェクトの運営元は当初、ニンジャコインの仮想通貨取引所への上場は考えていなかったとのことです。

しかし、ニンジャコインを手ぶら観光協会が東京都内で運営する複数の手荷物預かり所に導入できる準備が整ったことや、ニンジャコインを店舗決済で導入したいという声があり、仮想通貨市場でニンジャコインをユーザーが入手できる手段を確保する必要性が生じたことから、これまでの方針を変更し、英仮想通貨取引所メルカトックスに上場することになりました。

発行枚数の6割をロックアップ

今回の上場に当たって、プロジェクト運営元では総発行枚数を350億枚、2018年10月時点での時価総額を3億円に設定しました。今後はメルカトックスなどの市場での取引価格によって時価総額が算出されることになります。

運営元ではまた、既存のニンジャコイン保有者に対する保護策として、上場に際して大量保有者やプロジェクトメンバー保有分のロックアップを実施しました。これにより、発行済みニンジャコインの約60%がロックアップされ、大量保有者による大きな売り圧力の発生が抑えられるとしています。

さらに、メルカトックスでの取引開始から1週間以内に新たにニンジャコインを保有したユーザーに対し、同プロジェクトがビットコインで買い取りすることを保証するキャンペーンを実施する予定です。

同プロジェクトでは、ニンジャコインおよびそのプラットフォームである「テブラ」が非中央集権的かつ自律的に運営される組織になることを目指し、最終的には手ぶら観光協会を解体することを目標にしていますが、その拡大の過程では適切にコントロールを行い、その発展に資することができるよう最大限の保有者保護策を講じていくとしています。

上場記念でエアドロップキャンペーン

「ニンジャコイン」プロジェクトでは、今回の上場を記念して、10月15日から11月15日までの期間、1BTC相当のニンジャコインが当たるエアドロップキャンペーンを実施しています。また、10月最終週ごろには上場直前ミートアップを開催する予定です。

10月下旬には、東京都内の手荷物預かり所11店舗でニンジャコイン決済が可能となる予定です。さらに、ニンジャコインへの「投げ銭」機能の実装も準備中とのことです。

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