Forbesが2月7日に発表した「世界の仮想通貨長者ランキング」で、ジャオ・チャンポン氏が世界3位にランクインしました。ジャオ・チャンポン氏とは、一体どのような人物なのでしょう。今回は、ジャオ・チャンポン氏の経歴や、同氏が創設したバイナンスについて解説します。

ジャオ・チャンポン氏とは

Forbes誌で世界3位となったのは、中国のジャオ・チャンポン氏(趙長鵬、Changpeng Zhao)です。

その資産額は11〜20億ドル(約1195〜2170億円)と算定されています。

ジャオ・チャンポン氏の経歴

  • 中国の江蘇省出身 教師である両親のもと誕生
  • 幼くして父親が逝去
  • 一家でカナダのバンクーバーに移住し、10代を過ごす
  • モントリオールのマギル大学でトレードのソフトウェアコードを学ぶ
  • 大学のインターンシップで、一時東京に滞在する
  • 大学卒業後、ソフトウェアエンジニアとして東京証券取引所やニューヨーク証券取引所のシステム構築を行う
  • ブルームバーグのTradebookのソフトウェア開発部門で勤務
  • ニューヨークや東京で活躍するも2005年に退職。
  • 上海で「フュージョン・システムズ」(証券取引所向けの超高速取引システム)を設立
  • ビットコインのウォレットを提供する「Blockchain.info」に参加
  • 中国大手の仮想通貨取引所「OKCoin」に勤務する
  • 2014年、財産をビットコインに交換する
  • 2017年7月に仮想通貨取引所バイナンスを設立
  • 独自通貨「バイナンスコイン(BNB)」の価格が高騰し1500万ドルの調達に成功する
  • 2017年12月にバイナンスが仮想通貨取引量世界第1位となる

参照:Forbes

ジャオ・チャンポン氏が創設した仮想通貨取引所バイナンスとは

バイナンスとは、ジャオ・チャンポン氏がCEOを務める、2017年7月に開設された中国の仮想通貨取引所です。

登録者数は世界で600万人を突破し、仮想通貨の取引量が、早くも世界第1位となった大手の取引所です。現在の利用者の38%は米国人であり、2番目に多いのが日本人ユーザーになります。

取扱通貨の種類も120種類と、日本国内の取引所とは桁違いのスケールです。

中国では仮想通貨と人民元の取引が規制されているため、バイナンスでは、国外通貨と仮想通貨の取引がメインとなり、取引所での言語は、基本的に英語が使われています。

ジャオ・チャンポン氏がICOに成功したバイナンスコインとは

バイナンスコインとは、独自トークンです。

トークンとは、既存のブロックチェーン技術を使って開発された仮想通貨の呼び名で、バイナンスコインは、イーサリアムのプラットフォームを利用して作成されました。

バイナンスコインはバイナンスに上場しており、バイナンスでの仮想通貨の購入に使用すると取引手数料が安くなるメリットがあります。

通常、バイナンスの取引手数料は、購入する通貨の0.1%です。日本国内の取引所と同じくらいか、少し安いくらいでしょう。

しかし、バイナンスコインを購入して、そのバイナンスコインを使い、他の仮想通貨を購入すると、取引手数料は半額の0.05%になります。

この手数料は、特にアルトコインの場合、格安です。

この方法により、バイナンスコインは、1500万ドルものICOに成功するとともに、バイナンスの登録者数とその取引量を増やすことに成功しました。

ちなみに、Forbesの記事では、ジャオ・チャンポン氏は、仮想通貨ビジネスを始めるにあたって、交換業で儲けることは考えていなかったと答えています。しかし、バイナンスコインの値上がりを受けて、考えが変わったそうです。

さらにForbesでは、現在、ジャオ・チャンポン氏がさらなるバイナンスコインの価値を高める計画をしていることにも触れています。

その計画とは

  • 四半期ごとに、粗利の20%で市場に流通するバイナンスコインを買い戻す
  • バイナンスコインの供給量を下げることで、希少価値を高め、価格を上昇させる

というものです。

これにより、ジャオ・チャンポン氏は、今後さらに仮想通貨長者として上位に入る可能性があります。

バイナンスの登録方法

最後にバイナンスの登録方法をご紹介します。

バイナンスの登録は、アカウントを取得すれば、すぐに取引を始めることが可能です。

アカウント取得だけなら、メールアドレスとパスワード設定だけで数分で終わります。

ただし、1日2BTCを超える取引を行う場合に、本人確認が必要です。

外国の取引所ですから、念のため、いつでもスムーズに出金できるよう、早期の段階で、本人確認までしておいた方がいいでしょう。

本人確認まで行えば1日100BTCの出金が可能です。

本人確認は、

  • プロフィール入力
  • 身分証明書とセルフィー画像の送付

が必要で、身分証明書は、パスポートの他、今のところ運転免許証も可能です。