ウィンクルボス兄弟と聞いてすぐにピンとくる人は、余程のFacebookユーザーか映画ファンであるかもしれません。映画の「ソーシャルネットワーク」をそのままにリアルにFacebookから賠償金を勝ち得た兄弟です。そのウィンクルボス兄弟が、今度はビットコイン長者としても名を馳せることになっています。何かと目を離せないこの兄弟について詳しくご紹介します。

Facebook誕生のきっかけはハーバードコネクション

ハーバード在学中から学生ビジネスマン(起業家)として知られていたウィンクルボス兄弟は、ハーバード大学学生専用コミュニティサイトである「ハーバードコネクション」を発案し、同じハーバード大学のある学生にサイト構築の協力を依頼しました。

その学生こそが今を時めくFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグです。結局ザッカーバーグはFacebookを作り上げてしまうのですが、このことは映画「ソーシャルネットワーク」でご確認をください。ウィンクルボス兄弟とFacebookは、後に訴訟沙汰に発展します。

訴訟内容は、Facebookはハーバードコネクションのアイデアを盗んだものであるというもので、賠償金6,500万ドルがFacebookからウィンクルボス兄弟に支払われることで和解しています。

そしてこの賠償金が元手となって、次なるステージであるビットコイン長者として名を馳せることになります。

ビットコインに投資して巨額の資産を築き上げる

ウィンクルボス兄弟が仮想通貨に注目しビットコインに投資したのは2012年6月といわれており、当時のレートで1,100万ドル分のビットコインを購入しています。

当時のビットコイン価格は120ドル前後で日本円で1ドル100円としても12,000円の時に購入しているわけですから、2017年12月の230万円を付けた瞬間には200倍以上に、暴落後の120万円前後で計算しても100倍前後に資産を増やしているわけです。

1ドル100円で単純計算しても、11億円分のビットコインを購入して、現在は1,100億円分のビットコインのホルダーとなっているのです。

ウィンクルボス兄弟がビットコインに投資したのは、その将来性とともに金(ゴールド)よりも価格が上昇するだろうと考えたからだと言われており、米国の低金利からバブル、そして崩壊したときのリスク逃避資産として購入している可能性があります。

相場のことは相場に聞くしかないのですが、ウィンクルボス兄弟はいまだビットコインを1枚たりとも売却していないといわれており、税金対策の可能性もありますが、今後のリスク逃避先として真剣に考えているからかもしれません。

投機ではなく投資をするウィンクルボス兄弟

ハーバートの学生時代から起業家として有名であったウィンクルボス兄弟は、短期トレードで利益を出している投機家ではなく、長期的な視点で投資を行う投資家であると言ってよいでしょう。

したがって、ビットコインにしても将来性があると判断すれば当面はガチホする可能性もあるでしょうし、ビットコインに変わるような仮想通貨を見つければそちらも長期的な視点で購入するかもしれません。

2017年12月以降は乱高下の激しい仮想通貨相場。短期売買で大きな利益を上げたという話はあまり聞きませんが、ガチホするだけで大きな含み益が発生しているという話は多く聞きます。

ウィンクルボス兄弟のような将来性に投資する長期投資家は、そう簡単には売却しませんので、2018年2月の暴落時には投げ売りを横目に買いを入れている可能性も考えられます。

ウィンクルボス兄弟が目指しているETF

ウィンクルボス兄弟は、ビットコインとイーサリアムの取引所も運営しています。2017年12月にはビットコインのETF(上場投資信託)を作ろうとしましたが、SEC(米国証券取引委員会)に申請を却下されています。

実は同月にはビットコインが米国CMEに上場しています。ETF化された場合には機関投資家が参入しやすくなることはもちろん、一般の株式投資家も参入しやすくなります。

証券会社で取引している株式投資家からすると、仮想通貨の取引所は歴史も浅く、取引すること自体に不安があります。ETF化などにより証券会社でも取引することができるようになると安心して参入してくることが予想されています。