仮想通貨によるICOは、主に海外の企業が盛んなイメージですが、実は日本でも、大手企業がICOを行うことを次々に発表しています。既に金融庁に仮想通貨交換業に登録している企業もあり、やはり知っている企業だと安心できるもの。今回は、ICOを準備している日本の大手企業をまとめました。

楽天

  • 発行するコイン:楽天コイン
  • ICO開始時期:未定

楽天のICO内容

言わずと知れた、大手インターネットショッピングサイトを運営する楽天です。

楽天は、もともとbitFlyerと提携し、「ビットコインをもらう」で買い物価格の一部をビットコインで還元するサービスなど、仮想通貨の普及に積極的な立場をとっていました。

今回発表された楽天コインは、ブロックチェーンと既存の楽天ポイントシステム「スーパーポイントプログラム」を連動させ、新たな顧客獲得に繋げる構想のようです。

もし、楽天の買い物に欠かせない仮想通貨が誕生すれば、明確な需要があるコインになりますね。

楽天カードの登録者数は1,200万人ほどと言われ、台湾など国外の利用者獲得にも成功しており、成功事業による珍しいICOとなります。

しかし、ICOの時期や、楽天コインの具体的な仕様については、まだ明かされていません。

今後、どのように消費者と仮想通貨を繋げてくれるのか、楽しみです。

コダック

  • 発行するコイン:KodakOne
  • ICO時期:2018年1月31日~

コダックのICOの内容

コダックは、印刷やデジタルカメラの製造などの会社で、元はアメリカの企業が日本進出したものです。

コダックの新しい挑戦には、著名人も注目しています。

出典:Twitter

今回、コダック社が開発したKodakOneは、コダック社によるプロの写真家のライセンス管理にブロックチェーンを使用したものになります。

これにより、写真家の著作権を守り、ライセンスを与えた作品が無断で使われていないかをネット上でチェックすることも可能です。

株式会社メタップス

  • ICO開始時期:未定

メタップスのICOの内容

株式会社メタップスが提供する、時間取引所アプリ「タイムバンク」について、ICOが実施されることが発表されました。

「タイムバンク」とは、自分の隙間時間を売りたい人と、それを購入したい人をマッチングさせるアプリのことです。

例えば、講演をして欲しい、専門的なアドバイスをして欲しい等、ビジネスシーンでの利用から、一緒に食事に参加してほしいなど、プライベートシーンでの利用も可能な画期的なアプリになっています。

今回のICOでは、COMSAが利用される予定です。

COMSAとは、Zaif,を運営するテックビューロ株式会社が提供する、国内初のICOソリューションサービスです。

上場企業本体によるICOは少なく、また既に軌道に乗った事業でのICOという珍しい案件であることからも、注目が高まります。

ちなみに、株式会社メタップスの代表者取締役佐藤航陽氏は、著書である「お金2.0: 新しい経済のルールと生き方」が話題です。

この著書では、お金や経済の仕組みから、仮想通貨、フィンテック、シェアリングエコノミーなど、現在のテクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」についてわかりやすく解説されています。

GMOインターネット

  • ICO開始時期:未定(2018年度内予定)

GMOインターネットのICOの内容

仮想通貨交換業者であるGMOコイン傘下の「GMOインターネット」では、2017年からマイニング事業を開始し、現在、次世代のマイニングチップを搭載した「次世代マイニングボード」の開発が進められています。

今回のICOでは、この次世代マイニングボードの外部販売に際して、独自トークンが発行する形で行われます。

このトークンで、次世代マイニングボードを購入してもらう計画で、明確な対価のあるトークンの発行となり、この部分だけ捉えると、純粋なICOとは少し違うのかも知れません。

 SBIホールディングス

  • ICO開始時期:未定(2018年中予定)

SBIホールディングスのICOの内容

傘下であるSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社が、既に仮想通貨交換業の登録を行っているSBIグループですが、2018年にICOを行うことが発表されました。

今回のICOの目的は、仮想通貨の技術開発やセキュリティー対策の向上のための資金獲得で、これまでの国内ICOでは最大級の500億円の調達が計画され、注目されています。

株式会社オウケイウェイヴ

  • ICO開始時期 未定

オウケイウェイヴのICOの内容

大手Q&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴによるICOが発表されています。

発行した仮想通貨は、「OKWAVE」内で、有料で専門家回答者に質問を行うことができる「ブロックチェーン・エクスパート・ネットワーク」の決済手段として利用される見通しです。

その他の国内企業によるICO

NAM社

  • 発行コイン:NAMCOIN
  • ICO開始時期:1月28日〜3月28日

内容

人工知能を活用した問診ロボットを活用する他、診察歴や薬の処方歴などの一元管理のために開発されたブロックチェーンで、患者の診察時間や説明に要していた時間を短縮できることなどが期待されます。

中野哲平氏という25歳の方がプロジェクトリーダーで、既にプレセールが開始されています。

Crymix

  • ICO開始時期:2月1日〜3月31日、5月1日〜6月30日、8月1日〜9月30日

内容

フィリピンと日本間の個人間送金サービスを構築するブロックチェーンです。日本で働く外国人労働者に向けたサービスとなります。

株式会社フォレストック

  • ICO開始時期:未定(2018年度内予定)

内容

森林保全活動をサポートする「フォレストック認定制度」の普及と拡大を目的とするICOです。

これまでのCO2吸収量クレジットの流通プロセスにブロックチェーンを活用して管理することも検討され、国内認定森林の更なる支援拡大を目指しています。