3月は事件や規制の話題が多かった仮想通貨関係ですが、4月はどのようなニュースが飛び込んでくるのでしょう。世界各地で様々なプロジェクトが立ち上がり、ますます活況を呈してきた仮想通貨について、現在予定されているスケジュールの確認をしてみましょう。なお、ここで紹介する情報についてはあくまで「予定」ですので、変更となる場合もあります。気になる情報は、それぞれのオフィシャルサイトなどで随時ご確認ください。

4月のエアドロップスケジュールなど

新興のトークンについては、普及促進のためにエアドロップが行われます。4月に予定されているエアドロップには次のようなものがあります。

4月6日 オイスター(PRL) SHLトークンエアドロップ
4月12日 キャパシティ(CADP) ボーナスエアドロップ
4月13日 アイオン(AION) エアドロップ
4月25日 ユービック(UBQ) エアドロップ
4月30日 モネロ(Monero) ハードフォーク・エアドロップ(MoneroV)
4月30日 ライズ(RISE) エアドロップ

エアドロップについては、上記以外にも様々なトークンでアナウンスされているようです。それぞれに要件が設定されている場合がありますので、詳しくはオフィシャルサイトでの確認をお願いします。

4月30日 モネロでハードフォークとエアドロップが予定

仮想通貨モネロ(Monero)がハードフォークを実施し、新たにMoneroVが誕生します。3月14日に実施予定でしたが、延期となり4月末実施とアナウンスされています。ハードフォーク時点でモネロの保有者に対して、10倍に相当するだけのmoneroVが付与されます。現時点でmoneroVを取り扱う予定の取引所はまだありませんが、将来的に価値の上昇が期待されます。

今回のハードフォークは、モネロがもつ欠点を改善したバージョンのリリースと言えます。モネロは発行枚数に制限がないため、将来的に大量の通貨が流通した場合、値崩れが懸念されています。moneroVは発行数に制限を設定し、このような問題が発生しないようにしています。また、スケーラビリティ問題という多くの仮想通貨が抱えている問題を解決するため、新たにmimblewimbleというプロトコルを実装する予定です。これにより、匿名性を確保し、ブロックチェーンのサイズを小さくすることでスケーラビリティ問題を解決するとされています。

モネロは国内取引所では購入できませんので、海外取引所であるBittrex、Poloniex、Bitfinexなどを利用する必要があります。まず国内取引所でビットコインやイーサリアムなどの通貨を購入し、海外取引所に送金してモネロを購入するという手順になります。また、エアドロップを受ける場合はmoneroVに対応したウォレットを準備しなければなりません。モネロのオフィシャルサイトではGetMonero.org、Mymonero.comの2つのウォレットが推奨されています。

4月中 三菱UFJ信託銀行が仮想通貨を信託財産として取り扱い開始

これは昨年12月に発表されていました。

残念ながら現時点では各地の取引所のセキュリティは万全とは言えない状況です。マウントゴックスのように経営破綻があった場合、顧客の財産は一旦破産管財団体の管理下に移され、その後債権者に対して弁済されるという手順をとります。

ところが、信託財産として預けた資産については、委託者(取引所)が破綻した場合、他の資産とは別に管理され、預け入れた顧客に対して返却することができます。もちろん、国内でも報告があったような、取引所の従業員が顧客の財産を流用するなどといった事件も防ぐことができます。顧客の財産保護を目的としたスキームを、三菱UFJ信託銀行が国内で初めて取り組むというニュースです。

このような取り組みが一般的になれば、多くの人が安心して仮想通貨取引所を利用できるようになるでしょう。

4月中 国内仮想通貨取引所で新たな自主規制団体を結成

相次ぐ取引所でのハッキング事件や金融庁の行政指導の内容からもわかる通り、現時点での仮想通貨取引所は決してセキュリティ面で万全とは言えませんし、体制も不十分なところが多いのが実情です。仮想通貨はこれまでに全くなかった革新的なフィールドですので、過渡期としてこうした状況はある意味仕方のない部分ではありますが、早急に健全化をはかる必要があります。

国内で金融庁に登録済みの仮想通貨取引所のうち16事業者が中心として、新たな自主規制団体を4月中に設立するという発表は、この様な業界全体の動きを視野に入れたものです。みなし業者にも参加を呼びかけ、自主的に一定の規制を設けて業界の健全化を目指します。

まとめ

ビットコインイーサリアムという有名な仮想通貨であっても、まだ機能的に完全な状態とは言えません。いくつかのバージョンアッププログラムが予定されており、順次実装されていく予定です。イーサリアムに関しては3月にPlazma cashという新たな機能について発表されたばかりで、順次実装されていくようです。その意味では4月中にも大きく機能強化する仮想通貨が登場するかもしれません。

また、新たにICOを始めるマイナーコインや、エアドロップの情報、様々な産業や業界での仮想通貨事業への取り組みなど、ますます目が離せない話題が目白押しです。