ネムの流出事件が発生した時点から経営再建を行っていたコインチェック
最近は動きがありませんが、4/3に大きな動きがありました。
なんとマネックスグループが、コインチェックを子会社化する買収案を提出したそうです。
コインチェックが買収される…、なぜ今になって買収されることになったのでしょうか?またマネックスに買収されると、今までと何か変わることはあるのでしょうか?

マネックスがコインチェック買収案を掲示

マネックスがコインチェックに買収案を提出しました。
コインチェックはネム流出以降、経営の立て直しに力を入れていましたが、なぜ今になって買収の話が登場したのでしょうか?

それはコインチェックが支援を要請したからです。

コインチェックは自分たちだけでは経営再建できないと考え、支援先を募りました。この支援要請に対してマネックスが腰を上げた形になります。

マネックスがコインチェックを子会社化し、経営管理体制を新たに作ることになります。
今後はマネックス主導でのコインチェック経営再建が進められるでしょう。

コインチェック買収額は数十億円になる見込みです。仮想通貨取引所のシステムや顧客がたったの数十億円で手に入るなら、マネックスにとっては願ってもないことでしょうね。

マネックスとは?

そもそもマネックスとはどんな会社なのでしょうか?
マネックスとは、マネックスグループ株式会社のことで、証券子会社のマネックス証券が主力事業です。

証券を取り扱っている会社ですので、金融に関するノウハウは十分に持っているでしょう。

買収後のコインチェックの経営陣は、マネックスから派遣される予定です。
ですので、マネックスで培われた経営ノウハウが、コインチェックにそのまま引き継がれることになります。

コインチェックがマネックスに買収されると何が変わる?

さてコインチェックがマネックスに買収されると大きな変化がありそうですが、具体的にはどのように変わるのでしょうか?

社長と取締役を変更

マネックスはコインチェックの買収を機に、和田社長と大塚取締役を取締役から外すそうです。
株主としては残るようですが、マネックスが議決権の過半数を持つことで経営支配権を握るようですね。

コインチェックのトップが完全にマネックスになると言うことは、経営方針もマネックスの考えたものに変わると言うことです。
ですので利用規約や規定などは一部変更になるかもしれません。

マネックスは長年証券会社を運営しています。
金融に関する経営ノウハウはコインチェックよりもありますし、セキュリティや保障などがより整備されることでしょう。

正式な交換業者として登録

マネックスが経営再建を行うと言うことは、正式な交換業者としての登録が進められることを意味します。
むしろ交換業者として登録できなければ買収する意味がなくなります。

本格的に仮想通貨事業に乗り出したいと思っていなければ、コインチェックを買収なんて考えませんからね。

仮想通貨事業をしたいのであれば、マネックスが取引所を開設すれば良いのではないかと考える人もいると思います。
しかし、一から取引所を開設したのでは、交換業者登録もシステムの構築にも時間がかかります。

ネム流出以降厳しくなっているため、それこそ数年かかる可能性があります。

そして何より、マネックスにとって魅力的に映ったのは、コインチェックの会員数でしょう。今からコインチェックほどの会員数を集めるのは、並大抵の努力では不可能です。

そこでコインチェックの買収です。
コインチェックを買収してしまえばシステムも顧客も手に入る上に、交換業者登録もすぐに進められます。

金融庁は業務改善命令として経営体制の見直しを指示していました。マネックスが経営再建を行うこと、で交換業者として認められる可能性が高いです。

みなし業者で営業できる期間には制限がありますし、交換業者として認められれば安心して利用できますね。

仮想通貨の価格高騰

コインチェックをマネックスが買収すれば、仮想通貨の価格も高騰します。
相場と買収、直接は関係ないように思えますが、実際には大きな影響を与えています。

まずコインチェックはネム流出に関する補償で460億円。出金が再開されたら申請が大量に行われて振込に時間がかかったほどです。

ですので「このままではコインチェックは倒産するのではないか」と思う人も少なくありませんでした。

きちんとお金が入金されても完全に営業を再開しているわけではないので、少なからず倒産の不安を感じている人が大半だと思います。

しかしマネックスの買収によって、倒産の心配がなくなりました。また交換業者としての登録を進めるとなれば、経営状態は良くなるしかありません。

マイナスのニュースが多かった仮想通貨市場としては、活気が戻ってくると感じさせる話題です。

コインチェック買収のニュースが出てから、マネックスの株価・仮想通貨価格どちらも高騰しています。

仮想通貨に期待する人がいなければ、これほどの株価高騰はありえません。
今はマイナスな話題が続いて冷え込んでいましたが、仮想通貨に期待している人が多いことは確かです。

マネックスが現在提供しているサービスと仮想通貨の連携も考えられますし、今後もプラスになる話題が増えそうですね。