2018年1月に、国内最大手の仮想通貨取引所bitFlyerに上場したリスク(LISK)。イーサリアム同様の分散型アプリケーションのプラットフォームです。リスクがbitFlyerに上場した際には、何故リップルとかのメジャー通貨ではないのという声も聞かれましたが、リスクが国内取引所で上場したのには理由があります。今回リスクについて、その特徴や将来性を徹底解説します。

リスクの概要と時価総額

  • 通貨名…リスク(LISK)
  • 通貨単位…LSK
  • 公開日…2016年5月
  • 発行上限枚数…上限なし
  • 時価総額ランキング…24位(2018/4)
  • 取引所…bitFlyer他

2016年5月にリリースされたリスク(LISK)とは、DApps(分散型アプリケーション)のプラットフォームで、イーサリアムと何かと比較されますが、後発組のアドバンテージがありますので、イーサリアムの問題点をカバーしている優れものです。

名前の割には地味な存在感の仮想通貨で、現在仮想通貨時価総額ランキングでは24位前後のところですが、プロモーション等はこれからというところですから、将来性に期待が持てそうなコインです。

リスクの特徴

リスクは、分散型アプリケーションでイーサリアムと比較されることが多いと前述しましたが、イーサリアムとの違いをご説明します。大きく分けると3つの違いがあり、これがリスクの特徴とも言えます。

サイドチェーン

ビットコインではブロックの生成時間が約10分かかることはよく知られていますが、リスクではこの生成時間が約10秒となります。

これはサイドチェーンというブロックチェーンとは別のチェーンが存在するからで、これによりメインのチェーンで処理しきれないトランザクションをサイドチェーンで処理することができます。

また、リスクではサイドチェーンにスマートコントラクトを乗せており、スマートコントラクトの拡張が可能で、このことが高い処理速度を実現させています。

以前、イーサリアムはTheDAOというハッキング事件から分裂騒動が起こりましたが、リスクでは、ハッキングなどが起きてもハッキングを受けたチェーンのみを切り離すことで、メインのブロックチェーンにキズがつかないようにすることができます。

開発言語がJavascript

イーサリアンは特有のプログラム言語のSolidityで書かれており、この言語を使用できる開発者のみが開発に取り組むことができ、技術のイノベーションが起こりにくいと指摘されています。

これに対して、リスクではプログラミング言語に多くの技術者になじみの深いJavascriptが使用されており、開発参入のハードルが低く、つまり、開発速度や質が高めであるといわれています。

Delegated Proof of Stake(DPoS)

リスクでは承認システムのアルゴリズムにDelegated Proof of Stake(DPoS)を使用しており、これはリスクを持っている人たちの中から投票が行われ、取引の承認者を誰にするのかを決定します。

そして、選出された承認者がブロックを生成していくことができるという仕組みです。

リスクではマイニングのことをフォージングと呼びますが、新しいブロックを見つけ出すことで報酬が得られるというもので、投票することでフォージングできる人が選ばれ、その人が報酬を得ることでその一部を投票した人も受け取れるという仕組みです。

リスクを持っている人たちが、予め承認者を選ぶことができますので承認速度を速められます。

リスクの将来性

リスクの将来性を考える場合に、まず、イーサリアムをはじめとする競合通貨が多いということがあり、NeoQtumWavesなどの開発力や将来性のある競合プロジェクトが多く存在しています。

これらのプロジェクトとの差別化を行い、スマートコントラクト市場においてどのくらいのシェアをとることができるのかが重要なポイントとなります。

そのためには、リスクの開発が順調に進んでいくことが重要ですが、プロジェクト自体は優れていますので、開発次第ではDApps上でJavascriptを利用して参加してくる技術者が増えてくる可能性は十分あります。

その開発は若干遅れ気味でしたが、2018年4月にリスクCore1.0.0β版が公開されましたので、これによりブロックチェーンアプリケーションがより簡単に活用され、日常生活レベルで活用できるDAppsが多く生まれそうです。

リスクが買える取引所は

リスクは、国内ではbitFlyerコインチェックに上場していますが、2018年4月時点ではコインチェックでは購入できません。bitFlyerのみの利用となりますが、販売所での購入となりますので若干割高となってしまいます。

どうしても安く購入したい場合には、海外取引所を利用することになりますが、海外ではバイナンスUpbitBittrexなどがリスクの取引量の多い取引所となります。

まとめ

リスクのプロジェクトは非常に優れた内容を伴っていますが、イーサリアムやNEOなどのライバル通貨が多いことから、今一つ存在感がないという印象がありますが、今後の開発状況次第では、上位に食い込んでくる可能性を秘めた仮想通貨です。

2018年には、様々な行事が行われる予定となっており、順調に進むのかどうか注目したいところです。