仮想通貨のオーガーは、イーサリアムのスマートコントラクトを利用した分散型未来予想を提供するプラットフォームです。オーガー(Augur)とは占い師という意味で、通貨単位のREPはReputation(評判)からとられています。
スマートコントラクトと相性が良いといわれ、オンラインカジノやDEX(分散型仮想通貨取引所)と似ていますが、実際はどうなのでしょうか?ここでは、オーガーの特徴や将来性について解説します。

オーガーの概要と時価総額

  • 通貨名…オーガー(Augur)
  • 通貨単位…REP
  • 公開日…2016年3月
  • 発行上限枚数…発行上限枚数
  • 発行上限枚数…48位(2018/4)
  • 取引所…Bittrex他

ロシアW杯で優勝するのはどこの国か、あるいは、代表監督が解任された日本代表は予選グループを突破できるのかなど、あらゆるイベントが掛けの対象となるブックメーカーは良く知られていますが、簡単に言うとオーガーとは、誰でもブックメーカーになれるというものです。

ブックメーカーなどには中央集権としての胴元が存在しており、胴元が掛け率や配当などの運営を行いますが、そこには不正してもなかなかわかりにくいという構造が存在します。このようなグレーの部分を解消されているのがオーガーです。

オーガーは公開前のICOの段階から注目を集めていた仮想通貨で約6億円の資金調達に成功しています。

公開前から人気であったことから公開と同時に価格は暴騰しますがその後に下落、そこから順調に上昇傾向となっており、2018年4月の時点では時価総額ランキングで40位台となっています。

オーガーの特徴

スマートコントラクトは、世の中のすべての仲介人をなくしてしまうといわれていますが、オーガーは非中央集権型の胴元の管理しない透明性の高い予想市場を世界中の人々に提供することを目的としています。

オーガーの特徴を簡単に説明すると、誰でも自由に予測の対象となるイベントの予測市場をインターネット上に作ることができ、誰でも自由に参加することができ、イベントの結果を報告してくれる人に報酬を支払うことで、予測が正しかったかどうかの判断が行われるように設計されています。

分散型予測市場

カジノや相対取引のFX会社などの中央集権的な仕組みの下では、胴元が有利に儲けられるようなシステムとなっていましたが、オーガーには胴元が存在しませんので、不正が行われることはありません。ユーザー間だけの取引で設定から配当まで自動で行ってくれる仕組みになっています。

レポーターの存在

オーガーには、レポーターと呼ばれる存在があり、レポーターは予想の正しい事実(結果)を認定する役割を担い、正しい事実を認定すればREPで報酬をもらえ、誤った事実を認定するとデポジットが没収される仕組みとなっています。

正しい事実を認定すれば報酬がもらえますので不正が起こりにくく、システム的にも多くのレポーターがいますので、半数以上で結託しない限り不正は起こらないようになっています。

この辺りは、ビットコインの51%攻撃と同様の仕組みと考えるとよいでしょう。

保険商品にイノベーションを起こす可能性

オーガーに期待されているのは、ブックメーカー的な役割だけではありません。保険業界のビジネスモデルを大きく変えてしまう可能性が期待されています。

保険業界はギャンブルと非常に仕組みが似ており、保険商品は保険に入った人たちが病気になるかどうかの確率を統計学を駆使して算出し、保険会社に利益が残るように保険金の支払いを行っています。

この計算には膨大な人的労力をお金がかかっているのですが、これをオーガーに任せてしまうことで、大きなコスト削減ができるのではと考えられているのです。

オーガーの将来性について

日本でも東京オリンピックを前にして、カジノ関連の法整備が急がれていますので、オーガーにとっては追い風が吹いている状況と言えるでしょう。

また、紹介したブックメーカー的役割や保険業界との親和性以外にも金融デリバティブ商品をイノベーションしてしまう可能性もあると考えられています。様々な分野で、将来どうなっていくか注目です。

オーガーを買える取引所

日本ではコインチェックで取り扱っていますが、2018年4月時点では、取引できない状況となっています。そのため、オーガー際は海外取引所で購入することになります。

海外では多くの取引所が扱っており、取引量が多いのはBittrexやUpbit、Ethfinexなどです。

海外取引所で購入する場合には、国内取引所でビットコインなどを購入して、海外取引所に送金し購入します。

オーガーまとめ

ブックメーカーに関心を持つ人は多いでしょうが、オーガーとはスマートコントラクトを利用してブックメーカーから胴元を排除してしまおうというようなプロジェクトです。

賭け事としても面白い試みですが、保険商品のイノベーションという観点からも、将来、どのように展開していくのか注目しておきたい仮想通貨です。