OmiseGO(オミセゴー)は、2017年に設立されたOmiseの子会社で、東南アジア圏での決済インフラの構築を目指すプロジェクトです。時価総額は2018年6月時点で9億3,000万ドル。注目を集めています。今回は、そんなOmiseGOの基本情報、特徴、将来性について解説します。

基本情報

OmiseGO(オミセゴー)のチャート

オミセゴーの価格は、2017年7月中旬では1OMG=約50円。その後、7月下旬ころから急騰し、8月末には何と1OMG=1,000円超えを果たしました。

この急騰の背景には、オミセゴーのAirdropが行われたことがあります。Airdropとは、仮想通貨がプレゼントされるイベントのことです。

一定量以上の仮想通貨を指定された期日に保有していることや、対応ウォレットを使用していることなどが要件となります。

オミセゴーの場合は、一定量以上のイーサリアムなどの保有者に対してAirdropが行われました。

イーサリアム保有者にプレゼントされた理由は、オミセゴーがイーサリアムをプラットフォームとした仮想通貨で、ICOをイーサリアムで行ってきたことから、イーサリアムへの恩返しのようです。

このちょっと変わったお礼が話題となり、結果的にオミセゴーの需要にも結びついたものと考えられます。

その後9月に入ってから価格は落ち着き、1OMG=700円付近を推移しますが、12月に入ると再び高騰。

1月にはオミセゴーの最高値となる約2,500円をマークしました。7月からすると、半年で約50倍も高騰したことになります。

その後仮想通貨全体が下落する中でオミセゴーも下落を続けますが、4月中旬から再び価格が押し上がり、5月上旬現在は1,500円ほどを推移しています。

OmiseGO(オミセゴー)の特徴

イーサリアムベースの仮想通貨

オミセゴーはイーサリアムベースのERC20トークンになります。

イーサリアムベースであることから、オミセゴーは

  • スマートコントラクト機能
  • 仮想通貨のプラットフォームとしての機能

を兼ね備え、多様な環境に対応できる仕様となっています。

日本人が創業者 アドバイザーには著名人も

OmiseGOは、Omiseの子会社として2017年に設立されました。

Omiseはタイでクレジットカード決済のサービスなどを行っている会社です。

OmiseGOのCEOはVansa氏ですが、OmiseとOmiseGOの創業者は日本人である長谷川潤氏。長谷川氏はOmiseの現CEOになります。

また、オミセゴーのアドバイザーチームには、イーサリアムの創設者であるVitalik Buterin氏が名を連ねています。

東南アジアの決済手段を目指す

オミセゴーは、東南アジア圏における決済ツールのインフラを構築することを目的としています。

東南アジアでは、仮想通貨に比較的寛容な国が多いことから、土壌としては非常に有利です。

東南アジアで仮想通貨取引に寛容な国として有名なのは

  • 日本
  • 韓国
  • タイ
  • シンガポール
  • マレーシア

などがあります。

ちなみにインドネシアも仮想通貨に寛容な国として知られていましたが、2018年に入ってから、取引を自粛する旨の発表を行っており、今後の動向が気になる国です。

タイ政府との協力

2018年2月に、オミセゴーとタイ政府がオンライン決済システムを協力して開発することを表明しています。

タイ政府が目指すものは、オミセゴーが開発した決済インフラを使用することにより、国民のオンライン決済にデジタルIDを導入し、不正な取引を防止することです。

また、オミセゴーは2017年9月にタイのマクドナルドの決済に導入されるなど、タイと良好な関係を継続しながら、実用価値を高めています。

各国の大手企業も出資

オミセゴーは日本のSBIインベストメント株式会社やSMBC(三井住友銀行)はじめ、アユタヤ銀行、McDonaldo’s Thaiなど、大手企業が数多く出資しています。

大手企業の投資は、仮想通貨の値上がり要素です。

出資先が金融機関であるということは、それだけ信頼できるプロジェクトで期待値が高いことがわかります。

また、2018年4月には韓国の大手クレジットカード会社ShinhanCardと提携したことが発表されました。

メイカーDAOとの連携

2018年4月、オミセゴーは仮想通貨DAIを発行するメイカーDAOとの提携を発表しました。

仮想通貨DAIとは、米ドルの価値に固定された仮想通貨で、テザーのように安定した価格を保つことができる仮想通貨です。

決済手段として普及させるには、仮想通貨の不安定な価格変動を解消する必要があり、メイカーDAOとの連携は、この点の解消に繋がるものと予想されます。

オミセゴーの将来性

仮想通貨に寛容な地域を選択し、既に一部で決済手段として利用されているオミセゴー。

さらに、タイ政府や各国の大手企業との連携で、2018年に入ってから注目度はどんどん上がっています。

今後は、

  • DAIを活用したインフラ整備
  • タイにおける決済インフラとしての具体的なサービスが始動
  • アジア各国への進出

などの発表で、さらに注目を集めることになるでしょう。

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