ビットコインダイヤモンド(BCD)とは、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインゴールド(BCG)に次いで3番目にビットコインから分裂して派生したアルトコインです。2018年9月に入ってからの仮想通貨時価総額ランキングでは、34位前後まで上がってきたビットコインダイヤモンドの将来性などについて解説します。

ビットコインダイヤモンド誕生の経緯

ビットコインから派生したコインではビットコインキャッシュが有名ですが、その後、3番目にハードフォークによって誕生したビットコインダイヤモンドは、どのような理由と経緯で誕生したのでしょうか?やはり、スケーラビリティの問題からなのでしょうか?

残念ながら、その誕生の経緯に付いての正式な発表や情報は無く、ビットコインダイヤモンドの開発チームの名称が、ビットコインダイヤモンド・ファウンデーション(THE BITCOIN DIAMOND FOUNDATION)であるということは分かっても、その詳細に付いては、ドメインの取得も匿名で行われており、明らかにされておりません。

中国の取引所での取り扱いが多いことから、中国系企業と関係しているのではないかという想像や、ビットコインの人気化施策としての配当として発行されたのではないかといった噂もあります。

ビットコインダイヤモンドの特徴

匿名性の高い仮想通貨

ビットコインの場合には、一定の匿名性は有していますが、取引ごとにいくら送金されたかなどの情報がすべてわかるようになっており、ウォレットに送金されたデータまで追跡すれば残高まで判明する仕組みになっています。

これに対して、ビットコインダイヤモンドの場合には、取引金額を暗号化することによってプライバシー保護を強化しています。前述のように、誕生の経緯から不明になっているのも、この匿名性を重要視したビットコインを目指しているためかもしれません。

しかしながら、各国政府もマネーロンダリング対策をより強化する方針を掲げるようになり、その匿名性の高い仮想通貨に対する風当たりが強くなってきたことから、ビットコインダイヤモンドも、その特徴である匿名性を声高にはうたわなくなったようです。

8MBのブロックサイズ

ビットコイン最大の問題点と指摘されていたスケーラビリティ問題の対策として、そのブロックサイズは、ビットコインキャッシュと同じ8MBとなっています。

これにより、取引の処理速度を向上させ、ビットコインで発生していた送金の遅延を防ぐことができます。

ビットコインの10倍の発行上限

ビットコインダイヤモンドは、ビットコインの10倍の通貨供給量を目指しており、これにより1BCD当たりの単価が安くなり、ユーザーとしては所有しやすくなります。

GPUマイニング

ビットコインダイヤモンドは、OPTIMIZED X13という、GPU(ゲームコンピューティング)のマイニングに最適化されたアルゴニズムを採用しており、ビットコインやビットコインキャッシュのマイニングに最適なASICが使いづらいような工夫がなされています。

ビットコインダイヤモンドの将来性は

さて、気になるビットコインダイヤモンドの将来性はどうでしょう?

2018年9月に入ってからの時価総額ランキングは34位前後。調度30位~35位の間は、僅かな差でランキングが密集しています。これはビットコイン1位、ビットコインキャッシュ4位、ビットコインゴールド26位に次ぎ、ビットコインからハードフォークしたコインの中では3番目の順位です。

価格は、2017年12月からの仮想通貨大相場の影響で一時期5,000円台まで暴騰しますが、その後は下落し、多少激しく値動きする場面もありますが、2018年9月の時点では概ね200円程度となっています。

ビットコインから派生したアルトコインの場合には、ビットコインの問題点を改善して新規発行されていますので、仮想通貨としての内容は充実しており一定の人気を保っているものがほとんどです。

ビットコインダイヤモンドの場合に注目されるのは、その特徴である匿名性という部分をどうとらえるかによるでしょう。匿名性の高い仮想通貨は一定の需要がありますが、すでにDash、Zcach、Moneroといった人気コインが存在していますので、これらを抜いていくには相当のインパクトが必要となるでしょう。

ただし、匿名性通貨に対する各国政府からの厳しい規制もあることから、ビットコインダイヤモンドの公式HPからは、匿名性についての記述が削除されたこともあり、今後は匿名性を強調することはないと思われます。

さらに、ビットコインからハードフォークして誕生したアルトコインとしては、ビットコインキャッシュが人気を集めており、イーサリアムやリップルを猛追していることを考えると、ビットコインダイヤモンドに投資するメリットは微妙です。

誰もが安心してビットコインダイヤモンドを利用するには、今後の情報開示、取扱取引所の増加や対応ウォレットを増やしていくことなどが必要となりそうです。そうすることで、信頼性が増していけば価値も上昇していくものと思われます。

結局はビットコインの配当だったという話も!?

ビットコインダイヤモンドが誕生した2017年11月末は、ビットコインキャッシュの人気が高まっていた時期でもあり、ハードフォークを利用したビットコイン人気化施策としての配当のような役割であったのではと考える人も多くいます。

今後のロードマップの推移を見ながら、正確な情報開示を待ちたいと思います。

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