現時点で1,000以上もあると言われている仮想通貨ですが、モナコインは日本発祥の仮想通貨です。掲示板サイト「2ちゃんねる」から2014年に生み出されました。モナというのは2ちゃんねるで有名なキャラクターの名前。通貨の単位はMONAといいます。このモナコインにはどのような特徴があるのかご紹介しましょう(モナコインの名称については「モナコイン」と「モナーコイン」の両方があるようですが、本記事では「モナコイン」に統一して表記します。)

モナコインの特徴

仮想通貨に共通する特徴

最初の仮想通貨であるビットコインは、中央集権的な管理をされない新しい通貨として有名になりました。そこから派生した仮想通貨には主に次のような特徴があります。

  1. 取引のデータは分散して管理される
  2. 決済手数料が安価で済む
  3. 個人間取引が可能で、中間業者を通さなくて済む
  4. 取引の記録が改ざんされにくい
  5. 取引にかかる時間が短い

などです。

こうした特徴から、国際間の取引や個人間の取引を現実の通貨を使うより簡単で便利にすることができる、そう期待されて人気を集めています。

スケーラビリティ問題

このような特徴のある仮想通貨でもっとも有名なビットコインですが、システム上幾つかの欠点が指摘されています。取引の記録であるブロックを生成する時間が約10分間であり、ブロックサイズが1MBしかなく、そこに記録できる取引が1秒間に約3〜4件しかありません。

取引の量が増加するとこのスピードでは不十分で現実に遅延が発生することもあります。これをスケーラビリティ問題と言います。

モナコインではブロックを生成する間隔が約90秒と高速化されています。このためビットコインに比べて高速の取引が可能です。また、取引のデータを圧縮する技術であるSegwitを世界で初めて実装しています。

2ちゃんねるという掲示板発祥で、猫のようなキャラクターのアイコンを使っているので、他の仮想通貨に比べて少しふざけたイメージを持つ方も多いのかもしれませんが、実は非常に高い技術で開発された通貨なんですね。

通貨が流通するマーケットが存在する

モナコインは2ちゃんねるという掲示板のソフトウエア板で開発されました。その開発には若いエンジニアが多く、純国産ということもあり国内に愛好者のグループができています。ホリエモンこと堀江貴文氏も初期の段階からモナコインを支持していたこともあり話題性を集めました。

モナコインはニコニコ動画pixivYahoo!知恵袋などのネットサービスでコンテンツの製作者や質問に対する回答者に対して、お礼を送金する手段としての利用を想定して開発されています。

こうしたインターネットサービスを利用するインターネットネイティブ層が非常に強いコミュニティとしてモナコインを支持しています。他の多くの仮想コインではこうした通貨が流通するマーケット自体がまだ構成されていないケースもあるため、こうしたコミュニティの存在は将来的にモナコインが普及する理由になります。

twitterを通して通貨の管理・送金ができる

モナコインの特徴としてユニークなのはtwitterとの連携でしょう。twitter上では「tipmona」というbot(通称:モナコインちゃん)がモナコインを管理しています。このbotに自分の持つモナコインを送金すると、twitter上にある自分のアカウントに登録され利用することができるようになります。

twitterのアカウントさえ持っていれば新たに登録する必要もないため、非常に簡単に入金できます。残高があれば、そこから送金したい相手のアドレスと金額を入れてツイートするだけで送金が完了します。相手のtwitterアカウントさえわかればモナコインを送金することができるという非常に画期的なシステムを採用しています。

アトミックスワップに成功か?

2018年1月に入って、モナコインがDecredという仮想通貨との間でのアトミックスワップに成功したというニュースが入ってきました。アトミックスワップとは取引所などを通さずに直接仮想通貨間での交換ができる機能です。

仲介を通さないため送金手数料などもほぼゼロで済みますし、個人間で直接取引ができるため仮想通貨の流通の加速が期待される技術です。Decredは現在のところ海外の取引所でしか取り扱いはありませんが、時価総額は全体の40位程度に位置する比較的有名な仮想通貨です。

このニュースが流れた直後に海外の評価も上がったのかモナコインの価格が一気に高騰しました。

海外認知度はまだこれから

このように、高い技術的背景を持ち、国内に強いコミュニティがあるモナコインですが、残念ながら今のところ海外での認知度が低いようです。しかし、前述したようにアトミックスワップなどの機能が実装されていくなら海外での認知度も上がり活発に取引されていくのかもしれませんね。なんにせよ純国産の仮想通貨ですから頑張ってほしいものです。

まとめ

モナコインを扱っている国内取引所

2017年10月にbitFlyerに上場し取引を開始しました。これにより国内ではZaif(ザイフ)Bitbank.cc(ビットバンクCC)bitFlyer(ビットフライヤー)の3カ所でモナコインを購入することができます。

bitFlyerと同時期に海外取引所のBittrexでも取り扱いを開始していますので、今後は海外マネーも流入も期待できますね。

取引所に上場をした直後には価格の急騰も起こっているようですから、今後取り扱いする取引所が増えてくるとさらなる価値の上昇も見込めるかもしれません。

純国産の仮想通貨で非常にユニークな特徴を持つモナコインの今後の動向はぜひウォッチしたいところです。

 

モナコインのマイニング方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

日本発の仮想通貨モナコインのマイニング方法を解説します!