2018年4月末にハードフォークを予定しているモネロ(Monero)は、仮想通貨の中でも注目されているコインの一つ。モネロのハードフォークは、イーサリアムタイプのグレードアップ型ではなく、ビットコインと同じく新たにモネロVという新通貨が誕生することになり、一定の条件を満たすホルダーには1XMRに対して10モネロVが5月上旬に付与されます。
ここでは、そんなモネロ(Monero)の特徴や気になる将来性、取り扱う取引所などをまとめてみました。

モネロの概要と時価総額

  • 通貨名:モネロ(Monero)
  • 通貨単位:XMR
  • 公開日:2014年4月
  • 発行上限枚数:なし
  • 時価総額ランキング:11位(2018/3末)
  • 取引所:コインチェック他

モネロ(Monero)とは、エスペラント語(※)でコインという意味で、2014年4月に公開された匿名性の高さで人気のメジャー通貨です。

そもそも仮想通貨は海外では暗号通貨と呼ばれているように、一定の匿名性を持っているのですが、その中でもモネロは非常に強度な匿名性を持った代表格の仮想通貨といえるでしょう。

同様に匿名性の高い仮想通貨としては、DASHZcashなどがあります。

※エスペラント語とは?

エスペラント語とは、19世紀後半に世界共通語として作られた人工言語で、日本とも深いかかわりのある言葉です。

モネロの特徴とは

高い匿名性

モネロの最大の特徴となるのは、匿名性に特化したアルゴリズム「CryptNight」を採用している点です。アルゴリズムでは「リング署名」というテクノロジーを使用しています。

リング署名とは、グループ員なら誰でも署名可能で、検証者に対して匿名性が保証できるデジタル署名の一種となり、これで署名されたメッセージは特定のグループの誰かによって承認されますが、署名者同士を判別することはできないというものです。

ビットコインなどは、送金の際に秘密キーと公開キーを用いて行われますので、誰が署名したのか追跡可能ですが、リング署名はグループの公開キーを束ねて利用しており追跡するのが困難となります。

ワンタイムリンク署名システム

モネロのアドレスは非常に長いという特徴があります。これはアドレスが閲覧用プライベートキーと送金用プライベートキーの二つの秘密キーから生成されるためで、アドレスはマスターキーのようになり、送金のたびにランダムなワンタイムアドレスを生成します。

送金の際には、ワンタイムアドレス宛にコインを送信するため、第三者がマスターキーとなるアドレスを見ても取引履歴を確認することはできません。

ただし、秘密キーは二つに分けれていますので、閲覧用プライベートキーを公開することで取引履歴のみを外部に公開することも可能となっています。

このワンタイムアドレスとリンク署名システムを組み合わせて高い匿名性を確保しています。

高速取引が可能

モネロのブロック生成感覚は約2分ほどであり、ビットコインのブロック生成感覚約10分と比べると5倍のスピードでトランザクションの処理が可能です。

また、ブロックサイズ制限がないため、現在ビットコインで問題になっているスケーラビリティの問題も発生しにくいというメリットがあります。

簡単にマイニングできる

ビットコインなどの早い者勝ちという状況のマイニングでは、専用の計算機を使用して組織的に行われていますが、モネロのマイニングは一般のPCでも問題なくできるようになっています。

ダークサイトでの利用

そもそも中央機関が存在せず誰からも管理されない仮想通貨には、匿名性という特徴があり、マネーロンダリングや表に出せないお金として利用される危険性については多くの人が指摘していたところです。

これが、仮想通貨の中でもトップレベルの匿名性を持つモネロとなると、ダークサイトなどからも放っておかれるはずもなく、実際に利用されていると言われています。

ただし、皮肉なことに、ダークサイトなどから利用されたことで、その高い匿名性が証明されることとなりました。

モネロの将来性はどう

モネロやDASHなど匿名性に特徴のある仮想通貨は、全体として時価総額ランキングは若干ながらも順位を落とす傾向にありますが、これは元々の上昇率が高かったということや、仮想通貨全体に暗いニュースが多いことから致し方ないところといえるでしょう。

ただし、ネガティブなニュースに影響されやすい匿名系のコインには、一定の需要が継続的にあることもまた事実で、相場全体が活況期に入ってくると他のコインよりも上昇率は見込める可能性も高くなります・

特に、モネロの場合には、2018年4月末にハードフォークを予定しており、新たなモネロVが付与されるというイベントが控えており、コインとしての注目度も高まっています。

モネロが買える取引所

国内取引所でモネロを取り扱っているのはコインチェックのみとなります。

※2018年4月現在、ネム流失騒動を発端とする売買の一時停止により、購入できなくなっています。

元々モネロの取引は海外取引所のほうが盛んでしたので、海外取引所で購入することをおすすめします。

モネロの取引高が多いのは、Binance、Bittrex、HitBTCなどとなります。

まとめ

予定通りにハードフォークが行われれば、1XMRについて10モネロVが5月上旬に付与されますので、エアドロップ系仮想通貨としてもモネロは注目です。

モネロVを付与されるには指定のウォレットでホールドしておく必要があります。

  1. GetMonero.org(GUI版ウォレット)
  2. Mymonero.com(ウエブウォレット)